米 ベネズエラ上空を飛行する航空機に注意喚起 緊張高まる
(VOVWORLD) - アメリカのトランプ政権は、ベネズエラからの大量の麻薬密輸がテロ行為に当たるなどと主張して周辺に空母や強襲揚陸艦などを展開して軍事的圧力を強めています。
アメリカの航空当局は、南米のベネズエラ上空を飛行する航空機に対し、軍事活動が活発化していて危険が及ぶ可能性があるとして注意を呼びかけました。トランプ政権は麻薬の密輸対策としてベネズエラへの圧力を強めていて、緊張が高まっています。
アメリカのトランプ政権は、ベネズエラからの大量の麻薬密輸がテロ行為に当たるなどと主張して周辺に空母や強襲揚陸艦などを展開して軍事的圧力を強めています。
こうした中、FAA=アメリカ連邦航空局は、21日、ベネズエラとその周辺で軍事活動が活発化しているため、危険が及ぶ可能性があるとして、上空を飛行する航空機に注意を呼びかける情報を出しました。
また、アメリカ国務省は、ベネズエラのマドゥーロ大統領らが麻薬密輸組織を率いていると主張して、この組織を24日、外国テロ組織に指定する予定です。
トランプ政権が地上への攻撃に踏み切るのかが焦点となる中、ヘグセス国防長官はメディアのインタビューで「外国テロ組織への指定は新たな選択肢をもたらす。あらゆる選択肢を排除していないが、現時点で決定しているわけではない」と述べ、対応に関心が集まっています。(NHK)