英国の刑務所、収監者8分の1が外国人に 2013年以降で最多、移民増が要因か
(VOVWORLD) - 性犯罪で収監されている外国人は1731人で、過去1年で10%近く増えました。増加率はイギリス人の3倍にのぼるということです。
イギリスの刑務所で、外国人の収監者が全体の8分の1を占め、2013年以降で最も多くなっていることが明らかになりました。イギリス紙タイムズが7月31日、法務省のデータを基に伝えました。専門家は、2020年以降の記録的な移民の増加が一因と指摘しています。
タイムズによりますと、イングランドとウェールズの刑務所で6月末時点の収監者は8万7334人で、このうち外国人は1万722人でした。全体の収監者数は過去1年で0.44%減少した一方で、外国人は3.2%増加しました。収監にかかる費用は、年間で推定5億8000万ポンド(およそ1150億円)に上るとしています。
性犯罪で収監されている外国人は1731人で、過去1年で10%近く増えました。増加率はイギリス人の3倍にのぼるということです。
移民問題に詳しいオックスフォード大学のベン・ブリンドル氏は、移民の平均年齢はイギリス人よりも若く、「若者は犯罪に手を染めやすい」と述べました。また、裁判所が移民について逃亡のリスクが高いと判断し、保釈を認める可能性が低いことも要因と分析しています。(産経新聞)