財務相・中央銀行総裁会議閉幕

(VOVWORLD) -北アフリカのモロッコで開かれていたG20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議が日本時間の13日夜、閉幕しました。ウクライナ侵攻をめぐる各国の対立で6回続けて見送られていた共同声明が採択されました。

モロッコのマラケシュで2日間にわたって行われたG20では、ウクライナ情勢をめぐる対立から前回まで6回続けて見送られてきた共同声明が採択されました。

ただ、そのウクライナ情勢については、「すべての国は領土取得のための武力による威嚇や行使を慎まなければならない」とロシアを名指しせず先月のG20サミットの首脳宣言を踏襲する形で合意にこぎつけました。

世界経済についても「最近のショックに対し強じん性を示してきた」としつつも「リスクは残っている」として協調して取り組む姿勢を共有しましたが、声明ではイスラエル・パレスチナ情勢に関する言及はなく、G20としてどう対応できるかはこれからです。

また、今回のG20では途上国や新興国の抱える債務問題も焦点でしたが、立場の異なる国々の一致を得るのが容易ではないことが改めて示されました。(NHK)

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