(VOVWORLD) - EU=欧州連合は24日、新型コロナウイルスワクチンの輸出規制を見直し、接種率がEUよりも高かったり、自国のワクチンを輸出していなかったりするイギリスなどの国に対するワクチン輸出の差し止めを容易にすることを提案しました。
イギリスはEUの「ワクチンナショナリズム」をけん制しており、EUを離脱したイギリスとEUの関係が緊迫化する恐れがあります。
これに対し、EUの行政執行機関、欧州委員会のドムブロフスキス委員(通商担当)は記者会見で今回のワクチン輸出承認制度が特定の国を対象にしているわけではないと話しました。
欧州委の提案は25日にオンラインで開催するEU首脳会議の議題になる見込みです。欧州委の提案は「特定多数」が反対しない限り、導入されます。特定多数が反対する可能性は低いです。(ロイター)