EU首脳会議

EU=欧州連合はベトナム時間2日未明ブリュッセルで、首脳会議を開き、ギリシャへの追加支援策実施やユーロ圏の金融安全網の強化など、債務危機への対応を協議しました。

ファンロンパイEU大統領は「ユーロ圏各国首脳は、ギリシャが行っている努力をサポートする。ギリシャは先週の合意以来、断固とした立法的措置を行ってきた」と述べました。

2日間の協議の初日は、ギリシャの財政再建に向けた取り組みを評価し、1,300億ユーロ(およそ14兆円)の追加支援策の実施に向けた条件が整ったことを確認しました。

現在、ギリシャ政府は、債務不履行を回避するため、民間金融機関との大幅な債務削減を交渉中で、追加支援は、この結果を見たうえで実施されることになります。

一方、焦点だった債務危機に陥った国を救済するための基金「ESM=欧州安定メカニズム」の資金拡充については、ドイツが慎重な姿勢を崩さず、今回の協議では決定を見送る方針となりました。

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