(VOVWORLD) - IEA=国際エネルギー機関は14日、ほぼ全ての主要国で景気減速が見込まれているものの、今年と来年の世界の石油需要の伸びの予測を上方修正しました。
(写真:AFP/TTXVN) |
サウジアラビアとロシアが今年末までに自主的な削減で供給はタイトな状態が続きますが、来年初めには供給が需要を上回る可能性があるということです。
今年の需要はアメリカの底堅い納品と中国の9月の記録的な需要が支援要因となる見通しです。
来年は利下げ期待や最近の原油価格下落が支援要因になるということです。
「北半球の冬に向けて需要は依然として入手可能な供給を上回っているが、市場のバランスは高い経済・地政学リスクに引き続き左右されやすい。今後さらに不安定になる」と述べました。
IEAは今年の伸びの予測を日量230万バレルから240万バレルに引き上げました。OPEC=石油輸出国機構の予測は246万バレルです。
来年の予測は日量88万バレルから93万バレルに引き上げました。OPECの予測225万バレルを大幅に下回っています。(ロイター)