IMF、中南米の24年GDP予測を上方修正 メキシコは引き下げ

(VOVWORLD) -国際通貨基金(IMF)は22日公表した世界経済見通しで、中南米・カリブ海地域の今年の域内総生産(GDP)を2.1%増と予測しました。7月時点の予測から0.3%ポイント上方修正しました。

国別ではブラジルのGDP予測を2.1%増から3.0%増に大幅に上方修正しました。メキシコのGDP予測は0.7%ポイント下方修正し1.5%増としました。

IMFはブラジルについて、今年前半の民間消費・投資が堅調だったことが上方修正の理由だと説明しました。タイトな労働市場、政府の移転支出、今年の洪水による混乱が予想より少なかったことを挙げました。

メキシコについては内需の鈍化が下方修正の理由だと述べました。

アルゼンチンは今年のGDP予測が3.5%減と、中南米・カリブ海地域の主要国で唯一マイナス成長が見込まれています。昨年の実績は1.6%減でした。来年は5.0%の増加を予想しています。

中南米・カリブ海地域の昨年のGDPは2.2%増でした。来年は2.5%増への加速を予想しています。(ロイター)

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