NYテロ事件 容疑者「人通りの多い平日選んで爆発させた」

(NHK)アメリカ・ニューヨークの中心部で手製のパイプ爆弾が爆発し、3人がけがをしたテロ事件で、容疑者の男は1年ほど前からインターネットで爆弾の作り方を調べ始め、より人通りの多い平日を選んで爆発させたと供述しているということで、捜査当局は計画的な犯行と見て調べています。


ニューヨーク、マンハッタンの中心部、タイムズスクエア近くの地下通路で11日、爆発が起き3人がけがをしたテロ事件で、検察当局は12日、体に装着していた手製のパイプ爆弾を爆発させたとして、バングラデシュ出身のアカエド・ウラー容疑者(27)を過激派組織IS=イスラミックステートを支援した疑いなどで訴追しました。

ウラー容疑者はISに強く感化されていたと見られ、検察当局によりますと、2014年ごろから過激思想を持ち始め、1年ほど前からインターネットで爆弾の作り方を調べ始めたということです。
そして、事件の2、3週間前から材料を集め始め、1週間ほど前に自宅で手製の爆弾を完成させたということです。

また、ウラー容疑者は調べに対し、「できるだけ多くの人を恐怖に陥れるのが目的の1つで、より人通りが多い平日を選んで爆発させた」と供述しているということです。

ウラー容疑者の自宅にあったパスポートには、「アメリカよ、怒りの中で死ね」と書き残されていたということで、捜査当局はアメリカを敵視するISに感化されたうえでの計画的な犯行と見て調べています。


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