１３日、リーシェンロン首相夫妻率いるシンガポール政府代表団はハノイを発ち、ベトナム公式訪問を成功裏に終えました。訪問期間中、リー首相はグェン・タン・ズン首相と会談したほか、グェン・フー・チョン共産党書記長、チュオン・タン・サン国家主席を表敬訪問し、グェン・シン・フン国会議長と会見しました。

これらの席で、双方は、各レベルの相互訪問の強化及び草の根外交交流の促進を目指し、それぞれの国の友好協会の設立で合意しました。

特に、両首相は、ベトナム・シンガポールの全面的な友好協力関係を戦略的なパートナーシップに格上げすることで一致し、２０１５年をめどにアセアン共同体作りに向けて他のアセアン諸国と協力することを公約しました。

また、地域内の平和、安全保障、繁栄に向けて、双方は、ベトナム東部海域いわゆる南シナ海の安定と平和的な紛争解決に向けた6つの基本原則に触れ、その中で、DOC＝行動宣言の履行、国際法の遵守、対話を通じての紛争解決の必要性を強調しました。

リー首相は「この訪問はベトナム・シンガポール国交樹立４０周年記念を目指す重要な出来事である」と訪問の成果を高く評価した。