TPP、ベトナムに恩恵大きく 世銀試算でGDP10%増


TPP環太平洋経済連携協定がベトナム経済に大きな恩恵をもたらすことが世界銀行の試算で明らかになりました。

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世界銀行の試算によりますと、加盟12カ国のGDPは平均で1.1%押し上げられます。効果が最も大きいのはアメリカ向けの繊維製品の輸出が増えたり、外資規制を撤廃したりするベトナムで、経済成長率は10%にのぼる見通しです。同様に外資規制を撤廃するマレーシアやブルネイが続きます。日本は2.7%で12カ国中6番目に入るとしています。

輸出額は12カ国の単純平均で12.0%増えると見込みで、30%増を達成するベトナムがGDPと同様にトップです。日本はこれに続き、23.2%増えるとしています。

なお、加盟12カ国は2月4日にもニュージーランドで協定の署名式を開きました。各国の承認手続きが順調に進めば、早ければ2017年にも発効する見通しです。


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