(VOVWORLD) - 新型コロナウイルスの発生源を探るため中国の武漢を訪れているWHO=世界保健機関の調査団は29日朝から中国側の専門家と会議を開き、情報交換などを行っています。
新型コロナウイルスの発生源を探るため中国の武漢を訪れているWHO(=世界保健機関)の調査団は29日朝から中国側の専門家と会議を開き、情報交換などを行っています。
調査団と中国側の専門家は29日朝、初めて直接顔を合わせての会議を開きました。その後に現場の調査に入る予定で、WHOによりますと、武漢市内の海鮮市場やウイルス研究所などのほか、初期に感染した人たちからの聞き取りなどを計画しているということです。
発生源をめぐっては、研究所からの流出を疑うアメリカと、これを否定する中国の間で激しい意見対立がありましたが、WHOは「全ての仮説はテーブルの上にある」として、あらゆる角度から調査を行う方針を強調しました。
一方、WHOのテドロス事務局長と中国の衛生当局トップが電話会談しました。テドロス事務局長は調査団の入国が遅れた際、「失望した」などと中国側の対応を批判していましたが、改めて調査のため互いに協力していくことを確認しました。(日本テレビ)