〈写真：Thehindubusinessline）

ことし7月以降、2か月ぶりの下方修正です。
ADBが示した来年の韓国の経済成長率見通し2.3%は、韓国政府の2.5%より低く、IMF＝国際通貨基金の2.1%やOECD＝経済協力開発機構が示した2.2%よりはやや高くなっています。
ADBは、「新型コロナの状況が改善し、アジア経済は消費や雇用を中心に回復しつつあるが、否定的な要因もある。中央銀行の金融引き締めやウクライナ戦争の影響、中国でのロックダウンによる景気低迷などリスクが高まっている」と指摘しました。
ADBは、ことしの韓国の経済成長率の見通しについては、従来と同じ2.6%に据え置きました。
また、中国のことしの経済成長率については、7月に示した4.0％から0.7ポイント引き下げて3.3％としたほか、中国を除いたアジア開発途上国については、5.3%になると予想しました。
中国を除いたアジア開発途上国の成長率見通しが中国を上回ったのは、この30年で初めてです。
韓国の来年の物価上昇率の見通しについては、従来と同じ3.0%に据え置きました。（world.kbs.co.kr）