6日午後、ラオスの首都ビエンチャンで第28回と29回ASEAN首脳会議の開幕式が行われ、加盟10カ国の指導者が参加しました。席上、ベトナムのグエン・スアン・フック首相は演説に立ち、ASEAN共同体の確立からこれまでの成果や議長国としてのラオスの活躍を評価するとともに2025年までのビジョンを効果的に実施するため、ASEANの中核的な役割を発揮する必要があると強調しました。

また、ASEANの2025年までのビジョンの実施に際し、優先的な協力分野を定めると同時に政治・安全保障、経済、文化・社会といった３つの柱に関する具体的な行動計画を作成し、発展格差の是正に取り組むことを要請しました。

さらに、フック首相はASEAN設立50周年に向け、ASEAN共同体のピーアールを進め、加盟諸国の国民、企業にASEANの協力への参加、支持を働きかけるよう提案しました。