EU各国大使、ロシア「影の船団」を対象とする新たな制裁で合意
(VOVWORLD) - この第15次制裁案は、16日に開かれるEU外相会議で正式に承認される見通しです。発効すれば、30を超える団体、50人以上の個人、45隻のタンカーが制裁対象となります。
ロシアの港湾都市ナホトカに停泊するタンカーRNポラリス(写真:ロイター) |
EU=欧州連合の各国の大使は、ロシアによるウクライナ侵攻に関連して、新たな制裁を科すことで合意しました。今回の制裁対象には、ロシアが制裁を回避し石油取引を行うために利用している「影の船団」や、ロシア向けに無人機(ドローン)を製造している中国企業が含まれています。
この第15次制裁案は、16日に開かれるEU外相会議で正式に承認される見通しです。発効すれば、30を超える団体、50人以上の個人、45隻のタンカーが制裁対象となります。
EU議長国ハンガリーは、X(旧ツイッター)に投稿し、「ロシアがウクライナで進めている戦争を支援する第三国の船舶を制裁対象とし、さらなる個人や団体もリストに加える」と述べました。
フォンデアライエン欧州委員長もXへの投稿で、「第15次制裁、特にロシアの影の船団を標的とする措置の採択を歓迎する」と述べました。(ロイター)