欧州議会はフランスのストラスブールで2月12日、EVFTA＝ベトナム・EU自由貿易協定、および、EVIPA＝ベトナム・EU投資保護協定の2つの協定を承認しました。

EU側は今後、加盟国の承認を経て、批准手続きを完了することになります。全ての手続きが順調にいけば7月に発効される見通しです。

統計総局のグェン・ビク・ラム総局長によりますと、EVFTAの発効により、EUからベトナムに輸出する品目の99％に対する関税が撤廃されるようになります。また、EVFTAの発効で、ベトナムのＧＤＰの伸び率が年平均2・18から3・25%増に寄与するとしています。

EVFTAがもたらす利点を活用するため、政府はEVFTAの条項に見合う経済環境作りに向けて、経済体制を改革する必要があると共に、企業が技術の革新、ベトナム製品の質的向上と競争力の向上のため、経済政策を制定します。

また、ベトナムの各企業はＥＵ製品と競争できるようになるための経営方法を作成すると共に技術と管理技能を改革する必要があるとしています。