(VOVWORLD) - 北大西洋条約機構(NATO)は11日、北極地域の安全保障を強化するための新たな任務「Arctic Sentry(アークティック・セントリー)」を開始したと発表しました。
(写真:REUTERS) |
NATOの説明によりますと、「Arctic Sentry」は多分野にわたる取り組みで、当面は加盟国がすでに実施している計画を取りまとめ、連携を強化することを目的としています。
具体的には、ノルウェーやデンマークが予定している演習などが含まれます。
NATO欧州連合軍最高司令官のアレクサス・グリンケビッチ大将は、この任務は加盟国を守り、戦略的に極めて重要でありながら多くの課題を抱える北極地域の安定を維持するという同盟の決意を示すものだと述べました。
今回の任務開始は、NATOが近年で最も深刻とされる外交上の緊張を経験した直後に行われました。その背景には、アメリカのドナルド・トランプ大統領が、アメリカの防衛力強化を理由に、デンマークの自治領であるグリーンランドを併合する意向を示したことがあります。
トランプ大統領はその後、NATOのマルク・ルッテ事務総長との間で、北極におけるアメリカの影響力拡大を確保する「枠組み合意」に達したことを受け、この意向を撤回しました。