ターメリックパウダーの生産でスタートアップに成功したラム・ハン・ニーさん

(VOVWORLD) -ベトナム最南端カマウ省チャンバントイ県カインビン村オンビック集落に住むラム・ハン・ニーさんはターメリックパウダーの生産に成功し、消費者から愛用されたことで知られています。
ターメリックパウダーの生産でスタートアップに成功したラム・ハン・ニーさん - ảnh 1

この成功のお陰で、ニーさんは、「女性起業家」賞を受賞しました。ターメリックパウダーの生産に至るまでの経緯について、ニーさんは次のように明らかにしました。          

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「当初は、ターメリックパウダーの製造で起業しようと考えました。それから、グーグル検索で、ターメリックパウダーの作り方、効き目、消費市場などを調べました。試行錯誤を重ねた後に、ターメリックパウダーは基準を満たすようになりました。将来的には、製品の付加価値と生産性を向上するために生産ラインを導入するつもりです」

ニーさんは、2017年に、ターメリックパウダーの生産を始めました。当時は、生産工程は手作業で行われた上で、消費先も不安定だったため、さまざまな困難に直面していました。その後、カインビン村女性連合会から、低金利で資金を借り入れ、ウコンの微粉砕機、乾燥機を購入しました。続いて、彼女が生産した ターメリックパウダーはチャンバントイ県からOCOP=一村一品製品として認定されました。

カインビン村の住民であるレ・ゴック・トゥさんは次のように述べています。

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「私は、以前からニーさんが作ったターメリックパウダーを栄養補助食品として使っています。この製品は質が高く、見た目にも美しいので、料理にも活用しています。あるいは、毎朝、ターメリックパウダーと蜂蜜、水を混ぜて飲みます」

ターメリックパウダーの生産でスタートアップに成功したラム・ハン・ニーさん - ảnh 2

ニーさんは2022年に、8人の組合員を擁する協同組合を設立しました。彼女は組合長兼取締役会会長を務めています。組合員と現地住民は、自宅の空き地にウコンの栽培をして、協同組合に販売します。

ニーさんはさらに次のように語っています。

(テープ)

「私たちは、組合員にウコンのタネ、肥料を提供し、ウコンの木の手入れと施肥を監視します。そして、すべてのウコンの根を買い付けます」

組合員たちは、ウコン植物からの副産物を有機肥料にしています。これはコストの節約、環境負担の削減に役立つと評価されています。ニーさんは、2024年10月に開催された女性スタートアップコンクールにはターメリックパウダー生産プロジェクトを出展しましたが、結果は残念賞に終わりました。現在、ニーさんの協同組合は、毎月およそ50kgのターメリックパウダーを出荷しています。今後も、市場のニーズに対応するとともに、現地の労働者の就労に貢献する為、生産規模を拡張する方針です。

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