北部ソンラ省フーイエン県に住む青年たちは、故郷で富を築きたいという願望を抱くとともに、活発さと、あえて考え、あえて行動する精神を持つことにより、経済開発に励んでいます。ハ・バン・サンさんは、農作業、養殖、畜産にデジタルを応用したことで、ソンラ省におけるデジタルトランスフォーメーショ ン、経済開発に先駆けた一例です。

サンさん（28歳）

2020年に、サンさん（28歳）は、耕作や、農作業、竹の子狩りなどの日常活動の様子を紹介する英語字幕付きのビデオをソーシャルネットワークに掲載しました。徐々に、これらのビデオは多くの人々の注目を集め、多くの視聴数、フォロワー、シェアを獲得するようになりました。これにより、高い収益を上げるようになりました。

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「私のスタートアップモデルは非常に新しいです。しかし、私はテクノロジー、撮影機材、ビデオ、および録音機器に興味を持っているから、このやり方を選んだのです」

2022年、サンさんは、家族の丘陵地を改善し続け、家畜舎を拡張、養殖池を作り、さらにリュウガン、マンゴー、マカダミアなどの果樹を植えました。同時に、高品質のビデオを作成するために、録音機とコンピュータを購入しました。たゆまぬ創造性と勤勉さ、努力のお陰で、現在までにサンさんが所有している5000 平方メートルあまりの農場において、およそ750頭の牛、水牛、豚、鶏などを含む各種家畜と家禽を飼育しているほか、5000 匹あまりの魚を養殖し、 2000 平方メートルの土地に旬の野菜や果物を栽培しています。加えて、日々の仕事内容を記録する 2 つの YouTube チャンネルと 1 つの Tiktok チャンネルも公開し、登録数は 20 万人を超え、フォロワー数も約9 万人に達しています。これらのチャンネルは、コミュニティや視聴者から注目を集めています。これにより、サンさんは安定した収益をあげるようになりました。月収は8千万ドンないし1億ドン、日本円にして50万円から61万円程度に上っています。

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「安定した収入を得てから、経済発展モデルを拡張するとともに、さらなる面白いビデオを作成したいと思いっています。これは収益の最適化を目指すことが目的です」

ソンラ省青年同盟のグエン・トアン・アン副書記は、サンさんの起業を成功に導いた事例を広げるように、同省の各級青年同盟が適切な活動を通してデジタルトランスフォーメーションを推進していると明らかにしました。これにより、青少年は、社会経済開発や、青年同盟の行動プログラムの実施などにおいて、正確な情報にアクセスして共有し、デジタル・プラットフォームや、ソーシャルネットワークを効果的に活用できるようになるとされています。

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「デジタル化に関連したプログラムや活動を通して、青年起業家たちは自分の能力と創造的知性を活用するようになっています。これにより、彼らは、富を築くと同時に、地元の社会経済発展に積極的に貢献しています」

サンさんが収めた成果は、ソンラ省での起業、特に農業経済発展へのデジタル化の応用を熱望する若者の「火付け役」となっています。