ホーチミン主席の資料収集家ファム・フン・アインさん
ファム・フン・アインさん
中部高原地帯テイグェン地方ダクラック省クロンパック県、ブボン村タンキー村落に住むファム・フン・アインさんはこの50年、ホーチミン主席に関連する写真や、新聞、資料などの収集に夢中でした。彼の行動は、ベトナム民族の偉大な指導者に対する尊いと感情を培うだけでなく、ホーチミン主席の道徳を見習う精神の波及に寄与しています。
フン・アインさんは、3度もホーチミン主席と出会うチャンスがありました。彼にとって、それらのチャンスは、貴重な記憶であり、彼の原動力となっています。彼は1963年から、ホーチミン主席に関する写真、新聞記事を収集始めました。この50年間にわたる収集品の数はおよそ1千点にのぼっています。彼の小さな部屋の中に設置されているホーチミン主席に関する資料の保管ガラス箪笥には、各資料はホーチミン主席の青少年時代、革命事業などテーマ別で並べられています。それぞれの写真の下に、説明文が付けられています。現在、彼の小さな家はホーチミン主席の生涯と革命活動を理解したい人々にとってお馴染みの場所となっています。
フン・アインさんの奥さんレ・ティ・ティンさんは次のように明らかにしています。
(テープ)
「幾人かの老人の友だちが常に本を読みに来ます。その他、青少年たちは、ホーチミン主席の資料を貸していきます。ホーチミン主席に関する情報を入手したい人がいれば、夫を尋ねると助けてあげますよ」
そんな貴重な資料を入手できる為には、フン・アインさんは色々なところに足を運びました。ホーチミン主席の資料を収集するだけでなく、彼は、ホーチミン主席に関する演説会に積極的に参加しました。
クロンパック県教育宣伝委員会のチュオン・フィ・ミン副委員長は次のように語っています。
(テープ)
「フン・アインさんはホーチミン主席に出会ったことがあるので、ホーチミン主席の手本に因んだ話は青年の育成に波及効果と説得性を持っています。」
2006年に、ベトナム共産党は「ホーチミン主席の道徳を見習おう」という運動を開始したとき、フン・アインさんは若い世代にベトナム民族の歴史を深く理解してもらう為に、ホーチミン主席に関する数百枚の大小写真からなる大型写真枠2つを作ろうとしました。そのおよそ5年後に、彼は、この夢を実現させました。
フン・アインさんは次のように語りました。
(テープ)
「私は、クロンパック県党委員会とブボン村党委員会にその2つの写真枠を資料として贈呈しました。これらの写真枠が、ホーチミン主席の手本を見習う運動に役立つと思います。」
フン・アインさんにとって、ホーチミン主席に関する写真や資料の収集は自分の趣味であるのみならず、ホーチミン主席の功労に対する自分自身の敬意の示すことでもあるのです。