(VOVWORLD) -彼は、優れた経済発展の実績をあげるのみならず、社会活動に積極的に参加したり、貧困世帯を支援したりしました。
カさん(47歳) |
中部カインホア省山間部にあるカインソン県トハップ町ホップティン居住地に住むボ・ボ・カさん(47歳)は、長年にわたって、経済発展への科学技術導入に先駆けて、富を築きました。彼は、優れた経済発展の実績をあげるのみならず、社会活動に積極的に参加したり、貧困世帯を支援したりしました。
カさんの話によりますと、およそ15年前に、彼の家族全員が雇われて働いているのに、十分な食べ物を得られず、大変な生活を送っていました。当時、彼は、ドリアン畑で雇われて働いたことがあったため、ドリアンの手入れ方法を身につけました。それから、お金を借りて、家の庭に40本のドリアンの木を栽培することにしました。現在、2ヘクタールの農園には400基のドリアンの木があります。カさんのドリアン畑は、毎年1億ドン、61万 円程度の収益をもたらすだけでなく、地元の労働者の就労に貢献しています。彼は全ての債務を返済したので、ドリアンの栽培面積を拡張するつもりです。
カさんは、さらに村民にドリアンの栽培、手入れ方法を教えました。
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「村民たちにドリアンの手入れ方法や、施肥方法、防疫、収穫方法などを教えます。かれらが深く理解するようになるまで説明してあげます。我が家は、VietGap=ベトナム適正農業規範でドリアンの栽培を行っています」
カさんの家の近くに住むマウ・グエンさんは、カさんからの熱心な教えを受けたことにより、およそ1ヘクタールのドリアン畑が順調に成長し、実が成ったと明らかにし、次のように述べています。
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「カさんは、施肥、剪定、育ち方などを教えてくれました。科学技術を導入したため、ドリアンの木は順調に成長しています」
カインソン県はドリアン、マンゴスチン、ランブータン、ザボン、バナナなど果樹の栽培で知られています。現在、この地方には、2600ヘクタールのドリアン畑があります。今年のドリアンの収穫量は約1万7千トンに達すると予測されています。ドリアンは、主力植物となっており、貧困解消に貢献しています。
カインソン県人民委員会のカオ・ミン・ビー副委員長は、優れた経済発展の実績をあげたカさんは、村民が見習うべきお手本であると明らかにし、次のように述べています。
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「カさんは、経済発展に励むだけでなく、現地住民にとっては有力者でもあります。彼は、経済発展に工業用植物の栽培技術を柔軟に導入しながら、他の農家にも教えています」
生産労働や経済発展、文化的生活作りなどにおいて様々な実績を上げてきたカさんは、ホーチミン青年同盟中央委員会、カインホア省人民委員会、文化スポーツ観光省から賞状を授与されました。