生涯をハノイにささげたブー・トァン・サン

今年の「ブイ・スアン・フアイ賞・ハノイのための愛」にはハノイのブー・トァン・サン研究者に授与されました。今年100歳になり、力が弱くなり、往来することも困難ですが、毎日、ハノイの研究を熱心に続けています。

生涯をハノイにささげたブー・トァン・サン  - ảnh 1

ブー・トァン・サンさんはハノイ市内ホアンマイ地区に住んでいます。100年の人生に多くの変動を経てきましたが、サンさんは生まれた土地に住んでいます。サンさんは毎日、ハノイの研究のため、本を読んだり、書いたりしています。ハノイの研究活動を始めた時について、サンさんは次のように語りました。

(テープ)

「1954年、首都ハノイがフランス植民地主義者の支配から解放された時、私は司法幹部の仕事から、文化活動に携わる幹部に転職しました。その任務はハノイ文化の真髄を維持、保存するため、ハノイの文化を研究するということです。これは本当に正しい決定でした」

漢字とベトナム独自の文字チュノムに精通すると共に、フランス語と英語もできるブー・トアン・サンさんは昔のタンロンと現在のハノイに関する多くの研究活動を開始した人とされました。サンさんは儒教に関する広い知識の他、昔からのハノイの遺産の研究に対する熱心が兼ね備えています。最も幸運なことはハノイ文化情報局での文化遺産の保存活動に携わるという仕事はサンさんがその前に独学した漢字とチュノムに関する見識を活用できるということです。サンさんの話です。

(テープ)

「大学に在学していた時、古典文化に興味を持つ私は独学で漢字を習得しました。そのため、ハノイ文化情報局で勤務することは私の得意な分野でいた」

ハノイの歴史と文化に興味を持つ人なら、だれもがブートァンサンさんは執筆した「昔と今日のハノイ」( Ha Noi xua va nay) という本を知っています。この本を執筆できるように、サンさんは10年間、ハノイの文化、歴史を研究しました。この本に、サンさんはリタイトゥ王のタンロンへの遷都に関する決定を始め、ハノイの歴史遺跡を詳しく説明しました。

研究者のブー・トァン・サンさんは今年、100歳になりましたが、ハノイ研究に力を注いでいます。ベトナムの詩人のバン・ベットさんは「ブー・トァン・サン研究者のハノイに関する研究結果は彼のハノイに対する愛を十分に表している」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「100年の人生で、サンさんはハノイの美しさや面白さを探検することができました。サンさんが執筆した書籍はハノイに対する彼の考えを十分に表しています。そのため、一生をハノイに捧げたサンさんに「ハノイのための愛・ブイ・スアン・フアイ賞」を授与するのは正しい決定だと思います」

サンさんのようなハノイの研究者はめったにいません。サンさんは毎日、生まれた土地ハノイの研究に引き続き取り組んでいます。

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