畜産会社社長、チャンティトゥアンホアさん

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チャンティトゥアンホアさん

先月下旬、ホーチミン共産青年同盟は、ベトナムの優秀な若い世代を表彰する式典を行いました。
北部のタイビン省で畜産会社を営むチャンティトゥアンホアさんも表彰されました。自身の故郷で成功を収めたホアさんをご紹介します。

ホアさんは、高校を卒業後、韓国で働いていました。ベトナムに帰国後、故郷で事業を興そうと夫と話し合ったといいます。4年間の韓国での滞在中、ホアさんは、様々な家畜の飼育場を視察し、技術を学びました。ホアさんは次のように話しています。

(テープ)

「私は畜産業と縁があると思います。なぜ、この分野なのかと考える時もありますが、外国の畜産業は非常に発展していて、高い収益を得ています。海外で畜産の知識を身に付けた私は、故郷でそれを活かして、成功したいと思っています。タイビン省は土地も広くて、労働力も豊かです。」

こういった思いから、ホアさんはすぐ、計画を立て、起業しました。

2008年、3.2ヘクタールの敷地を借り、養豚場を建てました。その3年後には、豚の品種や餌をそろえ、飼育から出荷にいたるまでの生産ラインが整備され、トゥアンホアという自身の名を付けた畜産会社を誕生させました。現在、毎月、ベトナム各地に豚2500頭を出荷し、その収益は年平均で50億ドン、日本円でおよそ2000万円に達しています。従業員の数は50人にのぼっています。ホアさんは畜産の学校では学んでいませんが、現場での経験をもとに、農業大学とともに畜産分野での意見交換をしています。ホアさんは次のように話しました。

(テープ)

「この畜産モデルを広めるため、農業獣医専門学校の研修生を受け入れました。研修生たちは実験室で研究を行ったり、飼育場で仕事をしました。うちの養豚場は、東南アジアの基準を満たす近代的な施設です。ですから、農業畜産分野に携わる研修生と技術者はここでの体験の後、故郷に戻って、地元の人たちに近代的な畜産技術を教えることができるのです。」

また、この会社で働いている獣医、ホアンスアンチョンさんは、次のように話しています。

(テープ)

「我が社では、豚の飼育が効果的に行われています。こうしたモデルは、全国各地に広げる必要があると思います。ホア社長は、現場での経験や知識が豊富なだけでなく、国の畜産分野にも貢献しています。」

ホアさんの会社の従業員は、安定した生活を保障されているほか、兼業で農業に携わる人たちには、知識面などでも農作業に何かとプラスになっているようです。

現在、ホアさんは科学技術省の支援を得て、よりよい豚の品種の研究に力を注いでいます。これによって、タイビン省の畜産業はさらに発展していくのではないかと期待されています。

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