社会活動に積極的な傷病軍人チュオン・バン・キエットさん

社会活動に積極的な傷病軍人チュオン・バン・キエットさん - ảnh 1
ドラゴンフルーツの木の手入れをしているキエットさん(66歳)


南部ビントアン省ハム・トアン・バク県ホンリエム村に住む傷病軍人チュオン・バン・キエットさん(66歳)は多くの人々にとってお手本となっています。彼は、経済発展を遂げるだけでなく、恵まれない人々を助けたり、現地の社会的活動に積極的に参加しています。

現在、キエットさんは、およそ3千本のドラゴンフルーツの農園と2畝の田畑を所有しています。先端技術を取り入れたお陰で、稲とドラゴフルーツの収獲は常に高いです。それだけでなく、キエットさんの家庭は、レンガ造りと脱穀の仕事をしています。キエットさんの話によりますと、16歳から、革命運動に参加しました。国が完全解放されてから、故郷に戻りました。現在、彼は傷病軍人でありながらも、労働に努めています。

(テープ)

「戦争が終った後、私は故郷に戻りました。戦場で犠牲になった友達や同僚の部隊が沢山あったので、負傷した私が帰郷できたことは幸いです。そこで、私は戦争の犠牲者に恩返しする為に、何か役に立ちたいと思っています。」

それをきっかけに、キエットさんはコミュニティの利益のために力を入れています。4年前に、彼は現地の道路建設に500平方メートルの土地と2千万ドン(約11万円)を自発的に提供しました。村人のフィン・ゴック・デエさんは次のように語っています。

(テープ)

「この道路が整備されたのは、キエットさんが土地を提供したお陰ですよ。立派な道路になり、往来が便利になりました」

その一方で、キエットさんは他の傷病兵やその親族を助けています。年初から、復員軍人の親戚である身寄りのないチャンティ・ガーお婆さんに毎月20万ドン(1100円ほど)を支援しています。さらに、昨年、彼は、酸素ボンベの新規購入と中古ボンベの修理のため村の診療所に500万ドンを送りました。ホンリエム村診療所のレ・ティ・リエム所長は次のように語っています。

(テープ)

「ホンリエム村はハムトアンバック県病院とビントアン省病院からずいぶん離れています。でも、わが診療所には危険状態にある患者を適切な処置をする幾つかの設備がないことを知り、キエットさんは支援してくれました。そのお陰で、多くの患者の命を救えるようになりました。」

傷病軍人のキエットさんの良い行ないは村人の評判は良いです。ホンリエム村党委員会のド・トウ・ニャン委員長は次のように語っています。

(テープ)

「キエットさんは多くの意義ある行動をしてきました。これは村人と現地住民にありがたいことです。」

キエットさんはコミュニティの役に立つ貢献をしてきたため、「ホーチミン主席を見習う」という運動の手本として顕彰されています。このお手本は「傷病軍人であっても社会に役立つ人になりたい」というベトナム部隊での貴重な体験が生かされることでしょう。

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