二等労働勲章を授与するタムさん(左)
南部カントー市オモン区トイタィン村トイアン居住地に住むハー・タン・タムさんが水産物の養殖と経営と植物栽培を両立させて行っていることは高い利益をもたらしてきました。日常生活では、彼は、貧しさから這い上り、勤勉な人で、貧しい人を支援する手本の一つとなっています。
タムさんは20年余り前に起業しました。結婚後、奥さんと一緒に色々な仕事で生計を立ててきました。長年の間に貯めた資本金で、彼は、ナマズの養殖池を作りました。タムさんは幾つかの魚輸出会社と連携したお陰で、魚の養殖と販売が順調に進みました。その後、土地を買って、果樹園を作りました。現在、タムさんの家族は、5ヘクタールあまりの輸出用ナマズの養殖池、8ヘクタールに及ぶ果樹園、そして水産物飼料を運ぶ小舟12隻を所有しています。そのほか、彼は、幾つかのサービス業を発展させ、100人の使用人を雇っています。タムさんの話です。
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「私は働きながら経験を積んだ結果、魚の養殖と経営がスムーズになりました。儲けたお金は農園に投資しました。ナマズの養殖状況が不況になった場合、輸送や池底の処理などのサービスに転換します。生産の転換をしなければ、豊かな生活を送れないからです。」
タムさんは、生産経営では立派な業績を収めた人でありますが、居住地の慈善活動にも積極的に参加しています。彼は「自分はかつて貧乏だった。人からもらった物はどれもが貴重なものばかりだ。余裕のある生活に送れるようになった現在、少しでも世の中に恩返しをしたとしても、自分の生活は貧しくならず、逆に生活は有意義になる」と考えているのです。
これまでの立派な業績によりタムさんは愛国競争運動における代表的な手本に選ばれました。トイアン居住地人民委員会の幹部であるグェン・バン・チュンさんは次のように明らかにしています。
(テープ)
「タムさんは、社会活動に多大な貢献をしてきた人です。彼は、交通道路やチャリティハウスの建設に巨額の寄付金を寄せました。さらに、毎年の旧正月テトや祝日などになると、恵まれない家庭に食品を送っています。」
カントー市農民協会の会員にとって、ハー・タン・タムさんは優れた農民であり、優れた経営者であるのみならず、慈善の心をこもったお手本として存在しています。