北部山岳地帯ラオカイ省バクハー県ホアントフォ村におけるかつての泥道は現在ではコンクリート化されてきました。これは、ホアントフォ村人民委員会の若い副委員長チャン・セオ・パオさんの貢献によるものです。
チャン・セオ・パオさん
チャン・セオ・パオさんは幼い頃から、家庭が貧しすぎたため、6歳で入学できず、11歳で小学校に入学しました。その後、中学と高校でパオさんは優秀な成績を収め、ハノイ建築大学に入学しました。大学卒業ごのパオさんは「国内で最も貧困な62の県の若い知識人600人を人民委員会の副委員長として派遣するプロジェクト」に登録しました。彼は「私は、大学を卒業後、故郷の発展、現地住民の貧困脱出に貢献したい」と明らかにしました。
パオさんは、ホアントフォ村の道路は悪く、住民の往来が困難である一方、地元の経済も発展しないと思って、同村人民委員会副委員長を就任した直後、道路建設を提案しました。
ホアントフォ村に住むチャウ・セオ・チュアさんは次のように明らかにしています。
(テープ)
「パオさんが村の副委員長に就いてから、かつての険しい道は現在コンクリート化され、人や車の往来が楽になってきました。現地住民はとても喜んでいます。」
現在、ホアントフォ村における凸凹した道路12本のうち、9本が整備されるようになりました。これらの道路建設の過程について、パオさんは次のように明らかにしています。
(テープ)
「当初、現地住民に道路の建設への人的物的支援を呼びかけるのは困難がありました。ですから、私は道路の建設資材を提供して、幾つかの村落で試験的建設を行ないました。凸凹した道がきれいな道になったのを見た後、住民は積極的に道路建設に参加するようになりました。」
道路建設を行なうだけでなく、パオさんは現地で、衛生基準を満たした200のトイレと220の家禽飼育場を建設しました。
ホアントフォ村人民委員会のリ・ア・スン委員長は次のように語っています。
(テープ)
「パオさんは副委員長になってから3年経ちました。この間、ホアントフォ村はすっかり変貌しました。農村部の交通道路はコンクリート化されています。私たちは、年内にもっと多くの道路建設に取り組みます。」
近日中の計画について、パオさんは、「残された道路の早期整備のために、補助金と建設資材の提供を働きかけてゆく」と明らかにしました。この計画が実現されれば、ホアントフォ村の農村部は発展してゆくことでしょう。