首都ハノイの教育部門で多くのイニシアチブをとったレ先生
レ先生(赤Tシャツ)
2016年に、ハノイ市ドンダ区のベット・チエウ幼稚園に勤めるファン・ティ・ホア・レ先生は、ハノイ市教育養成部門の学習教材コンテストに応えて、運動能力向上に役立つ玩具を発明し、優勝しました。これらの玩具は、園児の知能も手先の器用さを発達させ、園児が喜ぶ体験となっているからです。ベット・チエウ幼稚園の園児グエン・ゴック・ミン君は次のように話しました。
(テープ)
「ボクは教室の授業が大好きです。ボクたちは、教室にあるどの玩具で遊ぶのも好きです。」
レ先生によりますと、園児向けの学習教材は、シンプルで入手しやすい材料であり、園児の健康にも良いものです。これらの教材で遊んできた園児たちは、知能と運動能力が発達し、手先が器用になるということです。レ先生は次のように語っています。
(テープ)
「園児の面倒を見たり、勉強を教えたりするのをきっかけに、園児が、欲しいものは何か?園児の成長に役に立つものは何か?わかるようになったからです。それから、運動能力向上に役に立つ道具を考え、創作するようになりました。これらの道具を使用した園児たちが心身ともに健やかに成長するのを見て、その上、園児の両親からの励ましを受けて、とても嬉しかったです。」
レ先生のアイデアは、ベット・チエウ幼稚園の全ての幹部、教師の間に、学習教材設計運動を引き起こしました。これまでに、この幼稚園は、幹部、先生が発想した学習教材は100セットに上っています。
さらに、レ先生は、2015~2016学度にも、体育、美術教育に関する幼稚園の教育レベルコンテストで優勝しました。これに先立つ2014から2015学度に、「5~6歳の園児の言語発達を目指す遊びの経験」を題材にしたレ先生のアイデアは、3等賞を獲得しました。
ベット・チエウ幼稚園のブ・ゴック・ラン・ホア副校長は次のように語っています。
(テープ)
「幼稚園では、玩具は教科書のように取り扱われています。そこで、園児は、創造性のある知恵玩具を通して、勉強になり、色々と体験できるようになります。レ先生は、それらの学習道具を発想してきました。」
その一方で、レ先生は、ベット・チエウ幼稚園が提唱した多くの活動に積極的に参加しています。中でも、山岳地帯にある幼稚園への募金運動、中央小児科病院と中央血液輸血院向けの献血運動などがあります。
レ先生のお手本がさらに拡大されてゆくことを期待しましょう。