ベトナム中部高原地帯テイグェン地方にあるラムドン省ダラット市に足を運ぶ観光客は美しい自然風景、涼しい気候、地元の人々の独特な文化などを探検できるだけでなく、この町での花作り村を訪問できます。ハイテクで栽培されるこれらの花は観光客に深い印象を与えるようです。
(写真:dalattrip.com)
ハイテク農業とは有機栽培を基礎に、農業の工業化、自動化、情報技術、次世代マテリアル、バイオテクノロジーなど新しい技術を農業に導入するものとされています。ハイテク農業はダラットの経済発展に突破口の一つとされています。ハイテク農業の発展により、市の経済社会には多くの変貌を見せてきました。現在、ダラットの農業生産面積の5分の4はハイテク農業を応用しています。また、多くの家庭はハイテク農業と観光を両立させています。ラムドン省文化スポーツ観光省のグェン・ティ・グェン( Nguyen Thi Nguyen) 局長は次のように語りました。
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「ラムドン省の行政府は農業発展のため、詳しい指導をしてきました。現在、同省の2つの重要な任務はハイテク農業と観光を発展させるということです。ハイテク農業は農民に付加価値が高い製品をもたらすと同時に、観光発展にも利用できます。」
現在、ラムドン省はハ・ドン、タイ・フィン、バン・タインという3つの花作り村を重点的観光スポットとして取り扱われています。これらの村を訪れる観光客は花栽培や収穫技術を理解できるようになります。花作り村が観光活動に参加するのは地元の観光発展に大きく寄与しています。ハ・ドンという花作り村の所有者Nguyen Van Danさんは「総面積3000平方メートルの花栽培面積では主に菊の花とカーネーションを栽培している。観光スポットになってから、これらの花作り村の知名度が日増しに高くなっている」と明らかにし、次のように語りました。
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「2012年から、この花作り村を訪れる観光客を迎えました。これらの観光客を通じて、私たちの花の名が広く知られるようになりました。観光客が訪れると栽培している花や栽培技術などを紹介します。初めの頃、観光客を迎えるのは難しかったですが、徐々に慣れてきました」
(写真:dalattrip.com)
ダラットに足を運ぶ観光客は一年中、農業観光を体験できます。たとえば、面積400ヘクタールにわたるイチゴ栽培農園を訪れると観光客は風景を眺めるだけでなく、自分でイチゴを採ることができます。南部バクリエウ省に住むグェン・タイン・サン( Nguyen Thanh Sang) さんは次のように語りました。
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「ダラットの観光製品は本当に豊富です。バイオフレッシュ社のイチゴ栽培農園の観光はその一つです。今後、多くの観光客がこの農園を訪れると思います」
2010年、ダラットは観光客延べ300万人を迎えました。2015年、その数は510万人にのぼりました。これはダラットのハイテク農業の魅力を示すものといえるでしょう。