南部バーリアブンタウ省のコンダウ島は戦争中ベトナム人の革命家が収容された監獄の遺跡が残されています。アメリカの旅行誌「トラベル&レジャー(Travel and Leisure)」はコンダウ島を最もミステリーを含んだ世界20の島の一つとして選びました。コンダウ島の壮大で手付かずの自然風景は観光客の心を奪っています。
蒸し暑い夏にも、コンダウ島に着くと観光客は新鮮な空気を満喫できます。コンダウ島の空港に着くと別世界に迷い込んだかと思う気分になります。
コンダウ島の総面積は76平方キロメートルで、大小16の島からなっています。現在、コンダウ島に足を運ぶ観光客はいずれもコンダウ島の収容所の遺跡とコンダウ島国立公園を見学します。最初のスポットはコンダウ島の収容所です。この歴史遺跡のガイドのグェン・ティ・タムさんは次のように語りました。
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「フランス植民地主義者が建設した収容所は非常に丈夫なものです。共産主義者・愛国者を収容する部屋は合わせて384室あります。その他、食糧庫と台所、診療所があります。この収容所の建築様式は特別なもので、フランス植民地主義者の軍はこの地の過酷な気候を利用して、拷問しました。」
現在、コンダウ島の収容所の遺跡は昔のまま保存されています。そのすぐ近くには19ヘクタールに及ぶハンズオン共同墓地があります。この墓地には民族の独立のため命を捧げた革命戦士が眠っています。ハンズオン共同墓地を管理している人々の一人であるグェンビン( Nguyen Binh)さんは次のように語りました。
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「コンダウ島を訪れる観光客はこの共同墓地を参り、線香をあげます。私たちと観光客は家族の健康と幸福を祈ります」
コンダウ島に足を運ぶ観光客はコンダウ島国立公園の見学を抜きにして語ることはできません。この公園は森林の生態系と海の生態系を共有するベトナムの有数の国立公園の一つです。この国立公園の総面積は2万ヘクタールで、その内、海の面積は1万4千ヘクタールです。コンダウ島国立公園の管理職の一人であるレ・ホン・ズアン( Le Hong Doan)さんは次のように語りました。
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「コンダウ島には希少鳥類2種が生息しています。これらの鳥類は鳩の一種ですが、コンダウ島でしか発見されていません」
コンダウ島の海岸線は200キロメートルで、海水の透明度が高いで、多くの美しいビーチに恵まれ、観光客をとりこにしています。