ディエンビエン省ムオンネ県の非識字撲滅クラス

(VOVWORLD) -近年、北部ディエンビエン省ムオンネ県の多くの集落では、識字クラスが開かれています。毎夜19時になると、レンスシン村カラパ集落の村民17人は、レンスシン半寮制小学校の識字クラスに集めます。このクラスは2024年9月に始まりました。
ディエンビエン省ムオンネ県の非識字撲滅クラス - ảnh 1

ブ・ティ・バウさんは、地元にある識字クラスが開いたことを知り、夫と相談した後、この識字クラスに参加することにしました。彼女は、生まれてから始めて自身の名前を書けるようになりとても嬉しく思いました。

(テープ)

「先生はとても熱心に教えてくれたので、勉強が好きになりました。昼間の仕事を終え、帰宅して、晩御飯の支度をした後、村民の女性たちを誘って、識字クラスにいきます」

ペンを執って、自分と家族全員の名前を書けることは、識字クラスのほとんどの参加者がここに来るときの最初の動機付けと願望でもあったようです。そういうわけで、識字クラスがはじまってから、欠席したことはありませんでした。現在まで、多くの人が文章や詩を書けたり、基本的な計算問題を間違いなく解答したりするようになってきました。

識字クラスの参加者であるブア・ニア・チョンさんは次のように述べています。

(テープ)

「やっと、文書を読めるようになりました。これからは、ベトナムの歴史書を読解するようになります。知識向上のために、もっと勉強したいと思います」

ディエンビエン省ムオンネ県の非識字撲滅クラス - ảnh 2

識字クラスの授業を担うブ・スアン・ティ教師は、クラスを開く前に、教師と村長が、それぞれの村民の家を訪れて、識字クラスに参加するよう働きかけたと明らかにしました。村民たちは、毎週の月曜日から金曜日までの夜になるとこのクラスに積極的参加してきました。勉強してからの僅かな時間後に、彼らは、文字を書けたり、読めたりするようになったため、誰もが喜んでいました。ティン教師は次のように明らかにしました。

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「私たちの教師は、毎晩の識字クラスで授業を行うように、頑張っています。私にとって村民たちが、文字を読み書けるようになったことは幸せなことです」

ムオンネ県は、2021年~2025年期の非識字撲滅プログラムを実現して、およそ250人に対して13の識字クラスを開く予定です。2024年には、パミ村、ムオントン村、レンスシン村に、60人が参加する3つの識字クラスの始業式を行いました。これらの識字クラスの目標は、非識字者に読み書き、基本的な計算問題の解答を教えることです。

ムンネ県教育訓練室のファム・ティエット・チュウイ室長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「地元の教育訓練部門は、関連組織、団体と連携して、非識字撲滅クラスの運営を支援してきました。特に、村民のクラスへの参加を働きかける人は、長老、村長、または有力者でなければなりません」

地元の行政当局や、教師、および授業参加者のたゆまぬ努力は、望ましい成果を収めました。カラパ集落の多くの高齢者がノートに書いた最初の筆跡は、この国境地域における社会生活の前向きな変化を示す証となっています。

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