ハザン岩石高原の緑化に向けた取り組み

(VOVWORLD) -北部山間部ハザン省は森林の面積が広い地方の一つです。
ハザン岩石高原の緑化に向けた取り組み - ảnh 1

同省クアンバ県は2万2000ヘクタールの保安林を含む2万6000ヘクタールもの面積の森林があり、同地域内では森林面積がもっとも広い場所です。村民たちは、森林の保護、管理に対する認識を高めることで、ハザン岩石高原の緑化に貢献しています。

2人の村民は次のように語っています。

(テープ)

「近年、ビンズオン集落では、森林伐採という状況は全く発生していません。保安林を絶対に伐採しないで、保護する必要があると私たちの村民は皆意識していますから」

「我が家は、十数ヘクタールの森林の管理を委託されています。乾燥した枝だけを薪として採れます。森林を保護しなければなりませんよ」

現在、森林環境サービス料金は、森林パトロール、保護に用いられています。このことは、クアンバ県、特に僻地、離島に住む村民の森林保護への参加を奨励してきました。これにより、森林の管理、保護は徐々に効率化されるようになっています。

クエットティエン村人民委員会のグエン・バン・トアン副委員長は次のように語っています。

(テープ)

「それぞれの集落には森林パトロール班が一班ないしは二班あります。毎週、交代で森林のパトロールを実施しています」

ハザン岩石高原の緑化に向けた取り組み - ảnh 2

クアンバ県の森林管理担当者は常に地元の住民に森林保護に関する法律を宣伝しています。これまでに、105の村、集落にあるおよそ1万世帯は森林保護の誓約書にサインをしました。その一方で、クアンバ県行政当局は、政府の植林運動に応えて、村、町に8万8000本の樹木を提供したほか、農家が収穫量の低い植物から植林へとシフトするように、補助政策を講じてきました。

近年、ハザン省は、クアンバ県、イエンミン県、ドンバン県、メオバク県における森林の回復と開発に向けた様々な政策や、プログラムを実施してきました。これらの取り組みは、荒れ地の緑化、森林の保護などに貢献しています。また、森林面積は2000年の39.9%から2022年の58.5%に増加しました。

ハザン省森林管理支局のダオ・ズイ・トアン副支局長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「ハザン省、特にドンバン岩石高原の住民は森林の大切さを認識し、森林保護の意識が高まっています。なぜなら、森林保護に積極的に参加することで、村民たちは、環境サービス料金を得ることができるからです。これにより、彼らの生活が改善されるだけでなく、地元の道路なども美しく整備されるようになっています」

宣伝活動や、具体的な政策などが実現されることで、ハザン省の森林保護やその開発に役立っています。

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