快適な生活を送っているザライ省イアバン村の教区民たち
(VOVWORLD) -中部高原地帯テイグエン地方ザライ省チュープロン県イアバン村では、仏教、カトリック、南ベトナムプロテスタントが活動しています。そのうち多くの人々がカトリックを信仰しています。
宗教施設の様子 |
教区民は神を尊敬し、国を愛し、快適な生活を送っています。イアバン村では 、6千565 人を擁する1千656 世帯が暮らしています。村民たちは、キン族、ムオン族、タイ族、モン族、ジャライ族、バナ族などの民族の出身者であり、主にコーヒー、ゴムの栽培、農作業で生計を立てています。地元の行政当局は、村民の宗教信仰活動に便宜を図っています。
イアバン村人民委員会のクパ・ハル副委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「信徒たちは安定した生活を送っています。彼らは、党の路線と国の法律を遵守しています。信者たちの宗教活動が快適な暮らし、自分の民族の文化的アイデンティティの維持を目的にするので、私たちは、彼らの宗教活動に便宜を図っています」
一方、フーミー教区司祭・バトロメオ・グエン・ディン・フォック神父は次のように明らかにしました。
(テープ)
「現在、この村の教区には 2箇所の礼拝堂と 1箇所の教会があります。これらの宗教施設は、信徒たちの家に近いので、往来はとても便利になっています。私たちは、教区民に教義と法律を教えます」
毎週日曜日の朝になると、教会でミサが行われます。ここで、信徒たちは、賛美歌を歌ったり、神父から説教を聞いたりします。
イアバン村の村民であるクパ・チュエンさんは次のように語っています。
(テープ)
「ここにはさまざまな宗教がありますが、私はカトリックです。教区の司祭は私たちに、仲良く暮らし、お年寄りに会ったときは手助けすること、両親に従うこと、友達を愛することなどを教えてくれました」
地元の行政当局は村民の物心両面での生活の改善に配慮するだけでなく、少数民族居住地の経済開発にも注力しています。イアバン村人民委員会は、貧困世帯に 1 頭の繁殖牛をあげたり、住宅に困窮する世帯に家の建設費用の一部を支援したりしたほか、ジョブフェアを行ったりしました。これにより、地元の行政当局に対する村民たちの信頼度も高くなっています。
イアバン村に住むジュライ族出身のロー・ラン・ティクさんは次のように述べています。
(テープ)
「地元の行政当局は、常に教区民の宗教活動に有利な条件を提示してくれます。毎年、イースター、クリスマス、新年などになると、行政当局の代表団は、恵まれない教区民の元を訪問して、プレゼントを引き渡しします」
イアバン村の各宗教の信徒は、平穏で幸福な故郷のために、法律を遵守して、仲良く暮らしています。