カン族の伝統楽器「Hun may」とは

(VOVWORLD) - 竹製のフンマイは作り方も打ち方も簡単です。そのため、カン族の人ならば、男女と年齢を問わず、誰もが作ることと打つことができます。
カン族の伝統楽器「Hun may」とは - ảnh 1「フンマイ(Hun may)」

 ベトナム西北部に居住している少数民族カン族の人口はわずか1万4千人ほどですが、多くの伝統的な祭りや民謡などを保っています。カン族の祭りや民謡に欠かせないのが「フンマイ(Hun may)」という伝統楽器で、この民族の伝統文化を支えているものの一つとされています。

(現場の音:フンマイの音)

お聞きいただいているのはカン族の代表的な楽器「フンマイ」の音色です。この楽器は打楽器で、太鼓やドラと合わせて民謡と踊りの音楽ベースを作ります。竹製のフンマイは作り方も打ち方も簡単です。そのため、カン族の人ならば、男女と年齢を問わず、誰もが作ることと打つことができます。ソンラ省クインニャイ県チエンオン村に住むカン族の一人ロ・ティ・ファウさんは次のように話しました。

(テープ)

「フンマイを作るために、森へ行って、竹の節が曲がっていない年数のたった竹を切って持ち帰ります。節が黄色くなるまで囲炉りの上に置きます。そして、40センチから60センチの長さに切った後、一つの端をそのままにして、残りの端を二本の割竹に分かれるように分岐させます。また、その音が響くように、節に2つの穴を空けます。」

楽器「フンマイ」を演奏するとき、片方は手でおさえ、もう片方の端を手で叩きます。また、フンマイに色とりどりの飾り房をつける人も多いです。

カン族の伝統楽器「Hun may」とは - ảnh 2踊り「タンブ(Tang bu)」

かつては、満月の晩に、村人は村の広い場所に集まって、フンマイや太鼓、ドラを叩きながら、伝統的な踊り「タンブ(Tang bu)」を踊る習慣がありました。こうした集いは、若い男女にとって結婚相手を探す最適のチャンスでした。先ほどのロ・ティ・ファウさんの話です。

(テープ)

「冬には、大きな火を灯し、その火を回しフンマイなどを叩きながら、タンブという踊りを踊りました。疲れると、火の周りに座って、地酒を飲みながら、民謡を歌いました。」

現在は、フンマイは村の祭りや文芸公演でよく使われており、雰囲気を盛り上げる効果があります。ソンラ省クインニャイ県の文化情報課のディエウ・ティ・ニャット課長は次のように語りました。

(テープ)

「カン族の代表的な文芸について触れるならば、タンブという踊りとフンマイ という楽器を抜きにして語ることはできないでしょう。実際、カン族の伝統的な祭りや、民謡、踊り、風俗習慣が衰退した時もありましたが、近年、カン族の伝統文化を保存・発展させるための取り組みは盛んになっています。」

こうした取り組みにより、フンマイは引き続き、カン族の村から西北部の山々に響き渡ることでしょう。

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