(VOVWORLD) - 2018年は、ベトナムの起業家が成功する年といえます。国内外の多くの大手企業は複数の優れたスタートアップアイディアを支援し、有利なスタートアップ環境づくりに貢献しています。
先ごろ、ベトナムの新聞「企業フォーラム」や、メンタリー・フィット社、WIF=ワールドイノベーションフォーラムは共同で、「リーダーとしての成功の鍵」や、「インベンション・イノベーション」をテーマにした複数のセミナーを行いました。
(写真:KT) |
国民経済大学や、ハノイ工科大学で行われたこれらのセミナーは、スタートアップに関する経験交換をする場となりました。席上、世界の有名なエコノミストらはベトナムのスタートアップを高く評価しました。
WIFの会長を務める億万長者のアレックス・シュルツェ氏は、「昨年、ハノイで行われたWIFとベトナムとの協力に関する座談会に参加したが、その際、ベトナムの起業家の能力を目にし、高く評価した」と明らかにしました。また、「ほかの国々でも、スタートアップの失敗率は8∼9割にのぼり、高い水準にあるが、起業家は能力向上のために絶え間なく努力する必要がある」と指摘し、次のように語りました。
(テープ)
「重要なのは、起業家が『当初、小企業を設立するが、近いうちにその小企業は大企業になる』と考えなければならないことです。そのため、スタートアップをするとき、10年後、20年後の先を考慮する必要があります。」
2018年、ベトナムの新規設立企業の数は13万社を超えましたが、その中の13%は活動を中止ました。WIFとメンタリー・フィット社はその失敗の原因を究明し、「各企業は製品の広告と販売を重視しすぎながら、顧客の需要にしたがって製品の改善を軽視しているからである」と指摘しています。メンタリー・フィット社のアライン・グードスメト会長は次のように分析しています。
(テープ)
「企業が成功するためには、自らの使命や、製品の中核的な価値をはっきり認識・理解しなければなりません。スタートアップをするために経験などを学ばなければなりませんが、その勉強プロセスの成功の10%は教育方法、20%は教師、そして、70%は勉強する人によって決まります。特に、ビジネスの実践からの勉強は重要です。」
2018年は、ベトナムの起業家が成功する年といえます。国内外の多くの大手企業は複数の優れたスタートアップアイディアを支援し、有利なスタートアップ環境づくりに貢献しています。それらの成果は、今後のスタートアップの重要な前提となっています。そして、これからも、ベトナムのスタートアップ環境が完備され、国の発展事業に貢献していくと期待されています。