これまでに、中部ダナン(DaNang)市では高齢者に向けて物心両面にわたり様々な活動が行われてきました。
ダナン社会福祉センター入所中の人々
足に障害を持つチャン・ティ・ターさんは71歳の身寄りのないお年よりですが、ダナン社会福祉センターに入所してから10年たちました。(テープ)
「私はこのセンターに入ってから数年になります。センターの人々は熱心に介護をしてくれます。これは、年寄りである私たちにとって励まされることです。」
ターさんはこのように語りました。
現在、ダナン市では、1000人あまりの身寄りのないお年寄りが社会福祉センターや養護施設などに入所しています。彼らはいずれも、物心両面において良好な擁護を受けています。現時点で、ダナン市は身寄りのない高齢者で養護を受けていない都市となっています。高齢者によりよく面倒を見るために、ダナン市人民委員長は地元の高齢者への補助政策を決定しました。これに基き、85歳以上の高齢者は年金の他に、補助金を受けるとることが出来ます。ダナン市高齢者協会の代表レ・バン・キエンさんは次のように語りました。(テープ)
「ダナン市にある社会的団体や組織は、身寄りのない高齢者を集めて養護する他、常に高齢者の見舞いを行っています。ダナン市の行政府は高齢者の養護を大変重視していると思います。またダナン市だけが、高齢者に補助金を支給しています。」
キエンさんはこのように語りました。
同センター入所中のお年寄りの朝食
他方、毎年、ダナン市保健局は高齢者協会と連携して高齢者のべ1万人に対し診療と薬の無料提供を行います。また、高齢者らは、水泳クラブ、詩クラブ、将棋クラブなどにも参加しています。高齢者の一人であるチュオン・ケさんは次のように語っています。(テープ)
「私は常に体操、将棋などの活動に参加しています。高齢者たちが集い、色々な話を交わしたりして大変楽しいですよ。高齢者に対するダナン市の養護政策を高く評価します。」 ケさんはこのように語りました。
高齢者の養護作業を効果的に実現する為に、ダナン市は「ベトナム高齢者のケアと役割の発揮」というプログラムの実施を準備しています。高齢者のケアは高齢者に関する国家行動プログラムを実現するだけでなく、若い世代の教育を目指す活動の場にもなることでしょう。