今年、バリア・ブンタウ省の宿泊施設やツアーなどから得られる収益が目標を上回った実績を見て、同省の観光業は印象的な成果を上げると予測されています。現時点で、観光客数は2023年と比べ、13%増となりました。特に、外国人宿泊客は11.46%増加しています。

これは、バリア・ブンタウ省が海外での観光プロモーションや宣伝活動を積極的に展開してきたことによる成果です。さらに、シンガポール、インド、韓国、オーストラリアなど、観光客の潜在的な需要が高い国々の各地方との観光協力を拡大してきました。

ブンタウ市で行われた歌舞公演　観光客に深い印象

昨年、オーストラリアの西オーストラリア州と韓国の泗川市からの2つの代表団が観光分野での連携・協力の機会を探るため、同省を訪問しました。意見交換や討議を通じて、双方はそれぞれの地方にまだ活用されていない多くの協力の潜在力があることを認識しました。バリア・ブンタウ省観光協会のホアン・ゴック・リン副会長は次のように述べています。

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「貿易関係の構築に加えて、我々は西オーストラリア州から高度人材の育成における連携とサポートを期待しています。ベトナムの旅行会社は、両地域を結ぶ高品質なツアーを企画・設計することができます。西オーストラリア州の気候を見極めた結果、西オーストラリア州は比較的に寒い冬がある一方、バリア・ブンタウ省は一年中、温暖な気候に恵まれています。このため、両地域間のビーチ観光ツアーの開発における連携は完全に現実のものとなり得ます。」

観光都市だけでなく、多くの国内外の大手企業やグループもバリア・ブンタウ省を投資先として選んでいます。

パートナーは、バリア・ブンタウ省、特に港湾都市ブンタウの経済、文化、観光における活力を高く評価しており、自動車部品製造、農産物、スマート農業などの分野への協力拡大を望んでいます。

現在、世界的に有名な大手企業やグループは、バリア・ブンタウ省に積極的に投資を行っており、その中に、韓国のヒョソン（暁星）グループや、CJ、サムスンや、オーストラリアのオースタルグループ、日本の丸紅、ノルウェーのバードグループなどがあります。

投資家に好ましい条件を提示するため、同省は工業団地や産業クラスターのインフラ整備を促進してきました。バリア・ブンタウ省人民委員会のグエン・コン・ビン副委員長は、「我が省は、道路、鉄道、水運を含む複合的な交通インフラの完備と地域間連携に注力している。特にビエンホア・ブンタウ高速道路、バリア・ブンタウ省区間の環状道路4号線、フオックアン橋、ブンタウ・ビンチャウ沿岸道路、省内の都市部や開発地域を結ぶ交通路などの重要なインフラ整備プロジェクトに重点を置いている」と明らかにしました。

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「バリア・ブンタウは、ハイテク地区や新しい形態の産業・サービス・都市複合体に投資を集中しています。政府は、バリア・ブンタウ省に対し、これらのプロジェクトを立ち上げることを許可しました。したがって、投資家がここに来る際、我が省はインフラ整備や土地区画整理を完成し、投資家を支援する準備ができています」

グエン・コン・ビン氏によれば、大手投資家を引き付けるために、バリア・ブンタウ省は行政手続きの簡素化にも力を入れ、外国企業が現地に投資しやすい環境を整えています。

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「ここでは、投資登録を行う企業のために、手続きの処理時間を短縮するワンストップ制および連携型ワンストップ・メカニズムを実施しています。もう一つの重要な内容は、土地の引き渡しや賃貸、企業への土地使用権証明書の発行を迅速化し、投資家に対する信頼を高めることで、多くの投資家を我が省に引き付けることです」

注目すべきは、省の人民委員会委員長が毎週、企業との面会を行い、投資家の課題や要望を迅速に把握し、解決するよう努めていることです。

また、同省は世界のトレンドに合った選択的な投資誘致を引き続き実施しています。具体的には、先進技術を活用し、労働集約型ではなく、環境保護やエネルギー消費の少ない産業を重視しています。バリア・ブンタウ省は、加工・製造業への投資誘致に集中し、新たな産業や、地元の強みである石油化学産業や風力発電設備製造業の開発を支援する方針です。また、ハイテク、グリーン産業、クリーンエネルギー、再生可能エネルギーの開発を促進し、環境保護と結びつけています。

さらに、同省はロジスティクス分野での強みを活かし、地域および世界のロジスティクスハブとしての地位を確立するとともに、地域間の連携や国の主要な交通軸との接続を促進し、この分野への投資を引き付けることが狙いです。

投資誘致における積極的かつ主体的な取り組み、投資・ビジネス環境の改善、そして、高い成果を上げた資本調達により、バリア・ブンタウ省は外国直接投資誘致で上位に立つ国内地域の一つとなっています。