この10年間、フート省のインフラは迅速に整備されています。その中で、交通インフラが近代化され、工業や、手工業、貿易、サービス業をはじめ省内の経済社会発展事業に有利な条件を作り出しています。

フート省のカムケ工業団地（写真：bizlive）

同省商工局のグエン・マイン・フン局長は次のように明らかにしています。

（テープ）

「交通インフラの発展にしたがって、我が省はあらゆる分野への投資を強化しています。特に、省内の各工業団地は急速に発展しています。また、商業とサービス業も多くの成果を収めています。2017年、我が省の輸出額は13億ドルを突破しました。今年も引き続き増加する見通しです。」

現在、フート省では、7カ所の工業団地と26の工業生産地区があり、3万3000人の労働者に雇用を創出しています。投資誘致作業も積極的に進められています。同省は、活動中の106件の投資プロジェクトがあるほか、21件が展開中です。

これらのプロジェクトは、工業発展と輸出促進などに大きく貢献しています。こうした中、フート省は、インフラ整備や、行政改革、人材開発、観光振興に力を入れていく方針を打ち出しています。先ほどの、フン商工局長は次のように明らかにしています。

（テープ）

「私たちは企業の困難解決に力を入れています。また、すその産業や、電子製品などの分野への投資をアピールしています。同時に、省内の各工業団地に投資している企業に対し、伝統的な製品を生産しながら、新しい製品を開発するよう勧めています。これらの措置は省内の全面的な発展を目指すものです。」

実際、フート省がとっている政策は多くの成果を収めており、同省の発展目標の達成に大きく貢献しています。貿易とサービス業に携わるフート省の投資家の1人チャン・トゥ・ハイさんは次のように話しています。

（テープ）

「地元の当局者は、立ち退き作業から行政手続まであらゆる面で企業を支援し、有利な条件を作り出しています。これは企業に利益をもたらしています。我が社はその1例です。許可書の申請から生産開始まで、わずか3ヶ月だけでした。」

フート省はこれまで達成されてきた成果を踏まえ、より高い目標を設定しています。同省は2030年をめどにハイテクが発達する地方になるように取り組んでいます。この目標達成のために、同省は行政改革や、投資誘致の強化、環境保護、輸出促進、貿易振興などを進めていきます。また、輸出市場拡大のために、あらゆる経済セクターの参加を奨励する方針です。

自らのメリットや、潜在力、努力、正しい政策などにより、フート省がこれらの目標を達成し、近いうちに北部丘陵地帯と山岳地帯の経済中心地になることが期待されています。