ベトナム企業の魅力的な投資先となったラオス


この数年間、ラオスへのベトナム企業の投資は迅速に増加しています。ラオスへの投資を行っている中小企業の成功に伴い、多くの大手企業はラオスの銀行や、通信、航空などの分野に投資を進めています。現在、ラオスはベトナム企業の魅力的投資先と見られています。


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ベトナム・ラオス投資振興会議2016

ベトナムとラオスは伝統的な関係があります。現在、ベトナムはラオスへの投資を行っている国々の3位にたっています。2011~2015年期に、その投資はプロジェクトの件数と額の両面で連続的に増えました。

今年9月末まで、ベトナムはラオスで、266件のプロジェクトを実施しており、その投資総額は50億ドルを超えています。ラオスは、ベトナム企業が投資する64ヶ国・地域の中でトップに立っています。ハノイ経済大学のバイク・ゴック・タン博士は次のように明らかにしています。

(テープ)

「現在、ラオスへのベトナムの投資は、サービス業や、インフラ整備、農・林業、鉱産物、銀行などに集まっています。ベトナムはラオスの戦略的相手国で、両国関係の強化に多くのチャンスをもたらしています。両国は特別な政治関係があるので、ラオス政府はベトナム企業を優先対象と見なしています。」

現在、ベトナムの投資プロジェクトはラオスの18省の中の16省で実施されています。ベトナムの商業銀行サコムバンク(Sacombank)はラオスの銀行・金融分野で地位を確立し、効果的な事業活動を行う企業の1つと評価されています。サコムバンクのファム・クアン・フー社長は次のように語りました。

(テープ)

「この8年間、サコムバンクのラオス支店は迅速に発展し、威信を高めています。借款供与や、金融的ソリューションの提供などを通じてラオスの発展事業に寄与しています。サコムバンクのラオス支店のお客さんはラオスの企業や、個人、ラオス在留ベトナム人、ラオスで活動中のベトナム企業などです。」

ベトナムの各投資プロジェクトは効果的に実施され、ラオスの経済社会発展事業に役立っていると評価されています。具体的は、毎年、ベトナム企業はラオスの歳入に2億4000万ドルないし2億6000万ドルを貢献し、そして、2017年にその数字は3億4000万ドルないし4億ドルに増加する見通しです。

また、これまで3万5000人のラオス人に雇用を創出してきましたが、来年、その数字は4万5000人に達すると予測されています。先ごろ、ラオスに投資しているベトナム企業経営者との会合で、ラオスのトンルン・シスリット首相はベトナム企業を高く評価し、次のように語りました。

(テープ)

「ベトナム企業が努力していることや、ベトナムの党と政府が有利な条件を作り出していることを歓迎します。効果的な方法や、正しいビジョンにより、ベトナム企業はラオスで持続的に発展していくと信じています。」

ラオスで実施中のベトナム企業の投資プロジェクトは双方に利益をもたらしています。これはラオスの経済発展と社会安全保障事業に貢献したいというベトナムの意向を表わすものです。また、両国間の伝統的友好、特別な団結、全面的協力の強化に寄与するものでもあります。

 

 

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