2010年8月現在、ベトナムには4万カ所の歴史、文化遺跡があり、そのうち、政府の認定を受けた遺跡は3千カ所で、県レベルの認定遺跡は5千カ所にのぼっています。この長い歳月に、ベトナムの人々は数万の歴史文化遺跡の保存作業に力を注いできましたが300年の前に建設された多数の歴史遺跡は戦争あるいは人的影響を受け、破壊されてしまいました。首都ハノイの遺跡管理委員会のグェンズアントァン委員長は次のように語りました。
(テープ)
「遺跡が破壊された場合、その遺跡を改修するために新たな建設資材を用いるのは非常に大変です。遺跡を変化させることができません。ですから、遺跡を復元するためにはとりあえずその遺跡建設時期の煉瓦の模型に従って、煉瓦をつくり、改修する必要があります。」
トァン委員長はこのように語りました。
これまでトナムの文化歴史遺跡の大多数は、観光分野での収益で改修されてきました。その上、ベトナム政府は常に文化歴史遺跡を世界に宣伝することを重視しています。ハノイ市にある「文廟」という遺跡は、1010年から1225年まで、李朝時代に創建されたベトナム最初の大学跡です。この遺跡における文化科学活動センターのダンキムゴクセンター長は次のように語りました。
(テープ)
「文廟を訪れる観光客の案内、歴史文化分野での価値研究などという毎日の任務のほか、我々は毎年、この遺跡の保存作業を積極的に実施しています」
ゴクセンター長はこのように語りました。
文化歴史遺跡の保存作業はその遺跡管理委員会の任務だけでなく、ベトナム人の共同体の任務でもあります。ベトナム革命博物館のファンコククァン館長は次のように語りました。
(テープ)
「ユネスコ国連化学教育文化機関の計画によりますと、どこの国の遺跡はその国の共同体によって、保存される必要があります。しかし、実際上、祭りに関する遺跡を含めた遺跡の多くは現地の住民の深い関心をまだ受けていません。今後、こうした事態を克服するため、遺跡の管理、改修作業に関する国民の認識を更に向上させる必要があります」
クァン館長はこのように語りました。
歴史の専門家によりますと、ベトナムの遺跡管理保存活動は政府レベル地方レベルにいたるまで、統一的に行われる必要があります。特に
現在、その活動は歴史文化遺跡の保存作業は国の経済社会発展事業に寄与し、国際への参入過程における文化交流を強化するため、長期的かつ創造的に実施されなければなりません。