(VOVWORLD) - 南部の重点的経済地域は、ホーチミン市や、ビンズオン省、ドンナイ省、バリアブンタウ省、ビンフゥオク省、テイニン省、ロンアン省、ティエンザン省から構成されています。近年、この経済地域は、国の経済社会発展事業においてけん引役を果たしていますが、政府は、今後もこの経済地域の発展を促進していく方針です。
首相と副首相らが南部重点的経済地域の発展に関する 会議に出席
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6日、ドンナイ省ビエンホア市で、グエン・スアン・フック首相は、南部重点的経済地域の発展に関する会議を主宰しました。会議の報告によりますと、この経済地域は迅速に発展しており、国のGDP=国内総生産の45%を占めています。
参加者らは、この経済地域の今後の発展に関する多くの提案とイニシアティブを出すとともに、複数の問題点を指摘しました。ホーチミン市人民委員会のグエン・タイン・フォン委員長は、法的枠組や、各地方間の協力体制、インフラ整備などに関する弱点を指摘した上で、次のように提案しました。
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「長期的には、南部の重点的経済地域に関する法的枠組を完備させる必要があります。また、政府がこの地域に関する政令を制定することを提案します。当面、重点的経済地域発展指導委員会はその政令案を作成し、できるだけ早く首相に上程する必要があります。」
ドンナイ省人民委員会のディン・クオク・タイ委員長はフォン委員長の意見に賛同しながら、政府に対し、ロンタイン国際空港建設プロジェクトと地域内の交通インフラ整備を加速させるよう提案しました。一方、ベトナム経済研究院のチャン・ディン・ティエン院長は、「政府と国会は重点的経済地域に関するアプローチ方法を刷新する必要がある」と訴えました。ティエン氏の意見です。
(テープ)
「民間企業をはじめ各企業は各地方を結び付けるものとなっています。先ごろ行われた民間経済フォーラムで、首相は民間経済セクターの発展を奨励する措置を発表しました。民間企業は高速道路や、空港も建設できると信じています。これは国家予算の負担分の軽減に役立ちます。」
会議で発言に立ったフック首相は、「会議後、政府は南部重点的経済地域の発展に関する指示を出す」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「南部重点的経済地域は国の経済発展事業の機関車としての役割を果たしていく必要があります。そのため、この地域の発展は関連各地方の連携・連結によるものでなければなりません。」
このように語ったフック首相は、重点経済地域の重要性を強調した上で、「重点的経済地域の形成は、地域と全国規模の発展三角の構築、特に、経済社会発展事業での連結に貢献する」と強調しました。