新しい農村作りに関する国家目標プログラム

新しい農村作りに関する国家目標プログラム指導委員会担当者のタン・ミン・ロクさんによりますと、このプログラムの中では、ベトナム政府は具体的な目標を掲げました。これに基き、2015年までに20%の村が新農村の基準を、そして2020年までにおよそ50%の村が同基準を満たすということです。ロクさんは次のように語っています。
(テープ)

 「このプログラムの目標は、経済発展、人民の物心両面の生活の急速な改善を遂げる農村を作ることが狙いです。長期的発展の確保、国の工業化と現代化のニーズに応えるため、インフラ整備を進めなければなりません。また、新農村では、清潔な環境で美しくて緑化されなければなりません。農民の知識が高まり、民族色豊かな文化が保存、発揮されなければなりません。さらに、政治制度の質、地方レベル幹部の能力などが改善されなければなりません。これらは、ベトナムにおける新農村の基本的な特徴です」

新しい農村作りに関する国家目標プログラム - ảnh 1
このように語ったロクさんは「これらの基本的な特徴は、新農村作りに関する政府の19の国家規準を通して具体化されている」と明らかにしました。これらの基準に基き、新農村は旧農村と異なっており、今回の新農村作りのあり方も前回と異なっています。

ロクさんは次のように語りました。(テープ)

「今回の新農村作りでは、幾つかの村を選んだ上で、新農村作りを試験的に行いました。村は行政レベルでもあるからです。インフラに関する全てのものは基準化されました。そうすることで、その基準に従った新農村が持続可能な発展が確保されます。この基準は関連各省庁から規定されました。そして、最も重要なのは、新農村作りは現地住民を主体にし、コミュニティの底力を軸として、農村作りを行うことです。つまり、その農村の住民自身が新農村作りの計画をたて、実行して、その成果を享受する人々になるわけです」 
   ロクさんはこのように語りました。

政府は新農村作りプログラムの実施に国家予算を計上し、実施のあり方を提示することになります。全ての省庁や、部門、地方、団体が新農村作り国家プログラムを成功させる為に力を合わせて努力しています。

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