この数週間、ホーチミン市や、中部沿海ダナン市とカインホア省、北部クアンニン省、メコンデルタ各省などは複数の観光振興活動を進めています。メコンデルタ観光協会のチャン・ヒュ・ヒェップ副会長によりますと、メコンデルタ各省の旅行会社や、宿泊施設、レストランなどは割引キャンペーンを実施しており、その割引率は20％以上となっています。また、新しいサービスと新しいツアーも企画しているということです。ヒェップ副会長の話です。

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「1つ目は、疫病の予防対策を進めながら市場を回復するという2重の任務を実施すること。2つ目は観光客を誘致すること。3つ目は雇用創出と労働者の生活改善に力を入れること。4つ目は観光客の安全を確保すること。5つ目は地元の歳入に貢献することです。これらは観光部門における当面の任務です。」

一方、中部港湾都市ダナンのグエン・スアン・ビン観光副局長は、「市内の各旅行会社は割引キャンペーンを実施しながらもサービスの質的向上を進めている」と明らかにし、次のように語りました。                                

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「当面、ダナン市内への海洋観光を優先対象としています。続いて、ショッピングツアーを企画します。年末は、クリスマスツアーが新しいサービスとして行われます。これらは観光客の好みによって、提供されるものです。」

カントー市にあるカイランという水上マーケット

政府は、8月をめどに国内観光市場を安定化させることを目指し、国内観光刺激パッケージを発表しましたが、現時点まで、3000社以上の企業が参加しています。これに関し、ベトトラベル社ダナン支社のドアン・ハイ・ダン支社長は次のように明らかにしています。

（テープ）

「わが社が企画してるツアーパッケージは収益が0ドン、オペレーション費用は7万4000ドンしかありませんが、行動しなければなりません。これは全社会の回復を目指すものだからです。企業の利益を犠牲にする必要があります。」

現在、観光部門は国内外の疫病状況を踏まえ、具体的なシナリオ・計画を立案しています。文化スポーツ観光省はベトナム観光の安全性に関するガイダンスを作成しており、その中で、当面、国内市場開発と企業の困難解決に力を入れることは重要な任務とみられています。一方、各航空会社も様々な措置をとっています。国内各地を結ぶ直行便が再開され、徐々に活発になっていることは観光振興に寄与しています。

管理機関や、各協会、企業の努力により、近いうちに、ベトナムが観光部門の安定を取り戻し、再び、外国人の魅力的目的地になることが期待されています。