観光商品を刷新、安全な目的地づくりを目指す

(VOVWORLD) - 新型コロナウイルス感染症の影響で、南部メコンデルタ各省を訪れる観光客の数は激減しました。こうした事情を踏まえ、地元の旅行会社や宿泊施設などは様々な観光てこ入れプログラムを実施するとともに、新たな観光モデルをつくり、国内外の観光客の誘致を目指しています。

新型コロナウイルス感染症対策として観光客の受け入れを一時的に中止した後、4月28日から南部アンザン省の観光地区や遺跡地区は相次いで観光客の受け入れを再開しました。現時点で、アンザン省のチャス生態観光地区やサム山国家観光地区、ヌイカム観光地区などを訪れた観光客の数は昨年同期と比べ、およそ60%から70%に達しています。ヌイカム観光地区のレ・チアン・サン社長は次のように話しました。

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「観光活動が再開された時、観光客の数は昨年同期と比べ、わずか30%に過ぎません。我が社はてこ入れプログラムを実施しました。第1、10人以上の観光客グループを対象にサービス料を引き下げること。第2、サービスを組み合わせること、第3、学生向けのプロモーションを進めることでした。これにより、観光活動を開始してから、1ヵ月半たった現在、観光客数は昨年同期と比べ、70%に達しています。」

一方、南部カントー市の旅行会社や宿泊施設は観光活動を回復しようとして、様々なてこ入れプログラムや観光モデルの刷新を実施しています。ビクトリア・カントーホテルのボ・スアン・トゥ社長はこれまでの観光ツアーの傍ら、同社はカントー市からアンザン省、チャウドック県行きの3泊4日の客船を運航しています。こうした中、航空部門はカントー・ハイフオンや、カントー・ビン、カントー・ブオンマトート、ハイフオン・フーコックなどの新たな空路を開設しました。特に、生態観光地区では観光客を誘致するため、独特な観光モデルが導入されました。コンソン・コミュニティベースド観光地区の代表レ・ティ・ベ・ベイさんは次のように語りました。

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「地元の文化を十分に理解してから、相応しい観光振興プログラムを作成することができます。我々は独特なてこ入れの方法を実施し、観光客を受け入れる姿勢を整えています。」

他方、南部ドンタップ省で新型コロナ対策として一時的に閉館していた間に、観光地区やホテルなどはアップグレードを行って、新型コロナ収束後の観光客の誘致を目指しています。同省、サデック花の村の観光会のチャン・タイン・ディエンさんは「観光客を誘致するため、地元の観光地区はいずれも入場料金の5割引を適用しています。ディエンさんの話です。

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「新型コロナ制圧後、サデックの花村は迅速に回復してきました。それぞれの旅行会社や観光地区は観光客を引き付けるのはもちろん、観光客が再び訪れるよう、独特な観光モデルを開発しています。」

メコンデルタ地域観光協会のグエン・ティエン・タイン副事務局長は同地域の13の省・市の企業100社は新型コロナ収束後のメコンデルタの観光てこ入れプログラムに参加していると明らかにしました。タインさんは次のように語りました。

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「ホーチミン市の観光協会はベトナム観光協会の委託を受け、メコンデルタ地域での観光てこ入れプログラムを行っています。これによりますと、ホーチミン市は独占してメコンデルタ地域の観光商品を購入し、同地域の観光活動の迅速な回復を目指しています。メコンデルタは安全な目的地として知られており、観光客にとって最初の選択肢となっていると思います。」

新型コロナウイルス感染症が制圧されてから、メコンデルタ各省は連携して、新たな観光商品の開発や安全な観光地としてのピーアール、観光商品の質的向上、国内線の再開、安値の旅行ツアーの提供などを進めています。これにより、観光部門は早期に回復し、メコンデルタ地域をはじめ、全国の経済回復に貢献することでしょう。

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