浄水は市民にとって馴染あるものとなっています。しかし、浄水システムがまだ整備されていない農村部に住む人々にとって日常生活に使う水がどこからくるか知りたいのは当然です。ハノイ市郊外ソンフォン(SongPhuong)村の村人は、毎日、電動ポンプ井戸の水と雨水を使用しています。
(肉声)
ブイ・アン・トアンさんの家庭が使っている電動ポンプの井戸水は濾過タンクで濾過したあと、屋根の上の貯水タンクにポンプで揚げます。トアンさんは「この生活用水はかなり豊富だ。しかし、かなり大きな貯留槽の雨水を使っている」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「ここにはまだ水道システムが整備されていません。ですから、私たちは主に電動ポンプで井戸水と雨水を利用しています。雨水は食用と飲用になっています。干ばつのときは、井戸水を電動ポンプで使います。」
トアンさんはこのように語りました。
たった3百万ベトナムドン(約1万2千円)をかけるだけで、井戸を掘ることができます。この金額は現地の収入に比べ高くありません。ですから、ソン・フォン村の各家庭は殆どが井戸を掘り、電動ポンプで汲みあげています。しかし、井戸水と雨水は減少しつつあります。その上、最も重要なの電動ポンプ式の井戸水が衛生的かどうかということです。これは、村人の生活の質を左右しています。というのは、ソンフォン村は、新しい農村作りを試験的に行う村の一つだからです。村の文化担当者のグェン・ミン・チャウさんは「衛生的な生活用水の供給は新農村作りへ向けた重要な基準のひとつである。ですから、村の行政は水資源の質に常に配慮している」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「我が村は水処理設備、貯水タンクなどを整備しました。また、村の行政は医療機関と連携して、水質検査、殺菌剤の提供などを常に行っています」
チャウさんはこのように語りました。
現在、ソンフォン村の水道供給システムは整備されつつあります。これにより、ソンフォン村は新しい農村作りを成功させることでしょう。