『ソアン』というオレンジ

南部ハウザン省フンヒエップ県フオンフー村の多くの農園主は、『ソアン』というオレンジ栽培を成功させています。

『ソアン』というオレンジは、実が250ｇ程の大きさで、皮は薄い黄緑色で、薄めであり、表面が少し凸凹しており、種が少なくて、水分も多く、香ばしい甘味です。こうした特徴で、現在、『ソアン』オレンジは消費者から好まれるようになっています。さらに、オレンジの栽培は、コストが低いですが、利潤が高いことから、ハウザン省における主力的な植物に選ばれています。フンヒエップ県のオレンジ栽培業者チャン・バン・トイさんは次のように分析しています。

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「オレンジはサトウキビと比べ、10倍から15倍の利潤があります。オレンジを栽培してから2年で収穫できます。1回の収穫は平均5トンほどです。現在、1キロ当たり45000ドンですから、利益は高いですよ。だから、現地の多くの農民は、サトウキビからオレンジの栽培へシフトさせてきたんですよ。」

3年前に、フオンフー村のオレンジ栽培業者は、連携し合って、フォンフー生産協同組合を設立しました。組合員らはオレンジの栽培行程にベトナム安全農産物生産基準を導入しています。また、知的財産局は、フォンフー生産協同組合の『フンヒエップのソアンオレンジ』に知的財産権保護証明書を発行しました。同組合のボ・バン・デエ会長は次のように明らかにしました。

（テープ）

「フォンフー生産協同組合のソアンオレンジの商標は、去る6月に発行されました。現在、私たちのオレンジは、売れ行きが良いです。卸売業者はオレンジ畑まで買いに行ったんですよ。」

その一方で、ハウザン省は、国内各地の卸市場や大型スーパーマーケットにおいてソアンオレンジの消費市場の拡大を進めています。フオンフー村党委員会のチャウ・バン・ミア委員長は次のように明らかにしました。

（テープ） 

「我が村は、今後、およそ165ヘクタールのサトウキビ栽培面積をソアンオレンジ栽培に切り替える計画です。そして、経済的に効果がない約100ヘクタールの果物栽培面積をもオレンジ栽培に切り替えます。現地住民の生活が段階的に改善するように願っています。」

まもなく、ハウザン省のソアンオレンジは商標は国内は勿論ですが、外国にも広く知られるよう期待しましょう。