(VOVWORLD) -この数年間、ハノイ市は、農業生産の機械化を奨励し、集中的に支援しています。特に、稲の栽培工程の機械化を優先的に促すことです。
ハノイ市は、現在、24の区、県、町が農業生産を行い、稲作面積は年間およそ18万ヘクタールに上ることで、北部最大の稲作面積を擁する地方となっています。これまでに、ハノイ市郊外の耕作面積の2.73%は農業機械により展開されています。ハノイ市は、2021年に、この面積を10%に増やす計画です。この目標を達成するために、ハノイ市は引き続き、生産協同組合、生産グループ、及び、農家に農作業の機械化を奨励しています。ハノイ市農業農村開発局のグエン・スアン・ダイ副局長は次のように明らかにしました。
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「ハノイ市は、農業生産への先端科学技術の導入を断固として指導しています。現時点で、農業へのハイテク技術の導入割合は約30%、また、土作りと稲刈り取りの機械化の割合はそれぞれ90%と85%に達しています。稲作の工程を機械化させることは、生産性の向上、コストダウンに貢献するからです。」
フースエン県は、ハノイ市に先駆けて、田植え機を使用しています。同県と、農業生産協同組合は、田植え機の応用を奨励するために農家に支援政策をとっています。フースエン県人民委員会のグエン・チョン・ビン副委員長は次のように明らかにしました。
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「フースエン県は、農業生産の機械化を集中的に行っています。そこで、農家に田植えを機械化することを奨励しています。田植え機が導入された稲作面積は2012年は70ヘクタールだけでしたが、現在は、1000ヘクタールに上っています。また、自動播種機が導入された稲作面積はおよそ14%に達していますよ。」
一方、フースエン県ナムチエウ村フーチエウ村生産協同組合のグエン・カック・ドック会長は次のように明らかにしました。
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「2014年に、ナムチエウ村は、フースエン県における新農村基準を満たした最初の村です。これまでに、村全体では、稲作に使用される機械の数は45台に上っています。田植え機を導入した稲作面積は9割に達していますよ。田植え機を使用することで、稲の手入れが容易になり、肥料の使用量や害虫なども減少する一方、収穫量は5~10%増加しました。」
農作業を自動播種機と田植え機で使用することは、労力と時間の軽減、植物保護剤特に、除草剤の制限に役立っていると評価されました。そういうわけで、農家人たちは、農作業の機械化を支持しています。農家の一人は次のように語っています。
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「稲作に自動播種機と田植え機を導入したことは、手作業と比べ効率が高いですよ。多くのコストや労力などを節約することが出来るからです。」
ハノイ市農業農村開発局は、稲作の機械化を奨励するため、農家に支援政策をとると共に、自動播種機と田植え機の操作、修理などの実習コースを頻繁に行いました。