ベトナムとカンボジアとの関係

(VOVWORLD) -来る7月29日に、カンボジアの下院総選挙が行われます。ベトナムは、「良好な隣国、伝統的友好、全面的かつ確実で長期的な協力」という方針で、カンボジアの下院総選挙が成功裏に開催され、カンボジアの発展と繁栄に寄与することを望んでいます。

この総選挙は、カンボジアにとって極めて重要な意義を持つとされています。今回の選挙には、CPP=人民党、FUNCINPEC=フンシンペック党など20政党が登録しています。

繁栄・発展の道を歩むカンボジアの党と国民

実際、カンボジア人民党は、過去39年間にわたって国を指導しており、様々な困難を乗り越え、多大な成果を収めてきました。現在、カンボジアは過去の闇から脱出し、多くの分野における発展段階へ進んでいます。平和と確実な安定は経済社会発展事業に大きな利益をもたらし、前向きな成果を収めてきました。

2018年上半期に、カンボジアの経済は、引き続き成長しており、国民の生活が日々改善され、社会福祉政策などは重視されるようになっています。

絶え間なく培われるベトナム・カンボジア関係

ベトナムとカンボジアは、近隣国であり、長年にわたり緊密な伝統的関係を持っています。50年前に、両国間の友好団結関係の基で、ベトナムとカンボジアは国交を樹立しました。ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相は次のように強調しています。

(テープ)

「これは、両国関係にとって極めて重要な節目となっています。両国関係は、歴史の様々な浮き沈みと時代の変化を経過した現在、依然として引き続き緊密に発展しています。それは、長年にわたって両国の各世代指導者と国民から培われたものとなっています。両国の部隊は互いに連携し合い、カンボジア国民をポルポト派による民族皆殺し制度から救出することが出来ました。」

一方、カンボジアのフンセン首相はベトナムを訪問した際に「ベトナムは、最も困難な状況にあるカンボジアを助けてくれた。他のいかなる国もそういうことは出来ない」と明らかにしました。また、フンセン氏は「カンボジアの祖国と国民は、カンボジアに派遣され、国際的な義務を立派に果たしてきたベトナムの専門家、幹部、志願兵の大きな功労を永遠に覚える。ベトナムのように心のこもった支援をしてくれた国は珍しい。このことは『世界がどんなに変化しようとも、ベトナムとカンボジアの団結は分離することはない』という真理を改めて示した。」と強調しました。

今日でも、「良好な隣国、伝統的友好、全面的かつ確実で長期的な協力」の方針で、ベトナムとカンボジアとの関係は絶え間なく発展しています。

ベトナム・カンボジア友好協会のブ・マオ会長は次のように強調しています。

(テープ)

「ベトナムとカンボジアとの関係は特殊な関係です。私たちの両民族の過去には多くの浮き沈みがありました。そこで、両国の若い世代は、二国間の友好関係を培う必要があります。これは、極めて重要なことであると思います。」

ベトナム、安定・平和・発展のカンボジアを望む

フンセン首相とカンボジア人民党の正しい指導の下で、カンボジアは、望ましい成果を収めてきました。そのお陰で、カンボジア国内は、政情が不安定な国から自由かつ平和・安定した国へと発展するようになりました。カンボジアの近隣国であり、良好な伝統友好関係を持つベトナムは、7月29日のカンボジアの下院総選挙は成功し、カンボジアの発展、平和、安定、繁栄のために弾みをつけてゆくよう希望しています。

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