この数日間、全国各地では11月18日のベトナム各民族大団結の日を迎える様々な活動が行われています。この機に、ベトナム祖国戦線創立85周年が記念されています。これまでに、ベトナム祖国戦線は民族解放、国の建設発展事業に向けて全民族の力と愛国心を集める重要な役割を果たしてきました。

監視と社会問題の議論・提言

ベトナム祖国戦線は党、国家と国民を結びつける重要な役割を担っています。その中で、監視と社会問題の議論･提言は重要な任務と見做されています。ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のグェン・テェン・ニャン議長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「監視というのは、各機関や国民などが国の法律、党と地方の規定をどれだけ遵守しているかどうか見極めるということです。各機関や国民などによる法律の遵守を確保する為に、ベトナム祖国戦線は監視をします。監視後、法律の規定の基づいてその結果を報告されます。」

2014年以来、ベトナム祖国戦線中央委員会は中央直轄各省庁や部門と連携して、企業での医療保険、社会保険の実施状況、農民への農業物資提供、及び私立医療施設に関する法律の遵守状況、国民の陳情への解決、税関と関税部門の行政改革、科学技術法と科学技術に関する第11期中央決議の実施状況などに対する監視活動を行いました。また、2016年に、ベトナム祖国戦線中央委員会は、食品衛生を集中すると同時に、全国20の省と市における6つの公的サービスに対する顧客満足度を引き続き見極めることになります。

愛国競争・民族大団結作り

この数十年、ベトナム祖国戦線は全国民の参加による複数の愛国競争運動を持続的かつ全面的に行ってきました。全国民はベトナム祖国戦線が提唱、実施した「全国民が団結して、居住地における文化的生活作りに励む」や、「ベトナム人は率先してベトナム製品を使おう」、「貧しい人々のための日」などの運動に積極的に参加してきました。このことは、ベトナムが国際社会に参入している背景の中で、愛国精神と民族大団結を活用することが狙いです。

ニャン議長は次のように語りました。

（テープ）

「『全国民が団結して、居住地における文化的生活作りに励む』運動、及び新農村作り・文明的都市作りへの祖国戦線の参加を総括した上で、2016年から、ベトナム祖国戦線は『全国民が団結して、新農村作り・文明的都市作りに励む』という新しい運動を実現します。これは、今後の中核的運動となります。」

それと同時に、ベトナム祖国戦線は国の発展事業に寄与するため、全国の5500万人の労働者の創意工夫の能力を活かす運動を実現する方針です。