メコンデルタ地域の4省、輸出額が10億米ドルを超える

(VOVWORLD) - 南部メコンデルタ地域は、ベトナムの主要な経済地域であり、食料安全保障と農産物の輸出に重要な役割を果たしています。

今年の7か月間で、同地域のロンアン省、ティエンザン省、ドンタップ省、ソクチャン省は、それぞれ輸出額が10億米ドルを超えました。具体的に、ロンアン省は43億5000万ドル、ティエンザン省は37億ドル、ドンタップ省は14億ドル、ソクチャン省は10億ドルを達成しました。

メコンデルタ地域の4省、輸出額が10億米ドルを超える - ảnh 1稲を収穫するメコンデルタ地域の農民(写真:Phạm Hải/VOV)

商工省所属輸出入局によりますと、これらの省は国内消費と輸出向けに重要な貢献をしており、特に米、水産物、ドリアンやドラゴンフルーツ、ジャックフルーツ、マンゴー、みかんなどの果物の生産が顕著です。メコンデルタ地域はベトナムのコメ輸出量の95%を占めています。主要な米輸出市場は中国、フィリピン、マレーシア、コートジボワールなどの伝統的な市場であり、ロシア連邦やアフリカ、西アジア、南アジアなどの新しい市場も台頭しています。

さらに、中国にはドリアンやフレッシュココナッツ、アメリカにはリュウガンやドラゴンフルーツ、日本にはライチとリュウガン、韓国にはマンゴーとグレープフルーツ、ニュージーランドにはレモンとグレープフルーツが輸出されています。メコンデルタ地域も全国の水産物の輸出額の60%を占めています。

メコンデルタ地域の4省、輸出額が10億米ドルを超える - ảnh 2メコンデルタ地域の果物輸出は、農業部門の成果に重要な貢献をしている(写真:Phạm Hải/VOV)

輸出入局のチャン・クオック・トアン副局長によりますと、メコンデルタ地域は数十億ドル規模の輸出品目を保有し、重要な貢献を果たすということです。この利点を維持するために、トアン副局長は次のように語りました。

(テープ)

「大規模な生産連携地域と生産チェーンを構築する必要があります。輸出の際には、商品の数量と品質を確保し、トレーサビリティや原産地を保証し、市場における商標やブランドを守ることが重要です。今後、メコンデルタ地域は、正式な輸出ルートを通じて、大規模かつ厳しい市場に進出することを目指すべきです」

現在、メコンデルタ地域の各省では生産連携の拡大と技術導入が進められています。生産から加工、消費に至るプロセスを一貫してつなぐ取り組みが推進されると同時に、持続可能な輸出戦略の策定が進行中です。

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