国際社会への参入事業におけるベトナムの価値体系の構築

(VOVWORLD) -文化的価値体系と国家的価値体系に従って構築された家庭的文化体系には、協調・親孝行・仁愛・幸福などの要素が含まれます。

29日、ハノイで、党中央宣伝教育委員会は中央理論評議会、文化スポーツ観光省、社会科学アカデミーと連携して、「新時代における国家的・文化的・家族的価値体系とベトナム人の基準」をテーマにしたシンポジウムを行いました。これはベトナムの価値体系の内容や、構成要素などを分析し、明らかにすることを目指すものです。

国際社会への参入事業におけるベトナムの価値体系の構築 - ảnh 1シンポジウムの様子(写真:qdnd.vn)

およそ1年前に行われた全国文化会議で、グエン・フー・チョン党書記長はベトナムの価値体系に触れ、その中で、「ベトナムの価値体系は、国家的価値体系や、文化的価値体系、家族的価値体系、ベトナム人の基準を含み、その構成要素は平和、独立、豊かな国民、強靭な国、民主主義、公平性、社会文明、愛国心、団結精神、イノベーション、親孝行、仁愛、共同体への貢献などである」との見解を表明しました。これらはベトナム全民族が目指している最高目標とも見られています。

国の開発事業を促進する人間と文化

「新時代における国家的・文化的・家族的価値体系とベトナム人の基準」をテーマにしたシンポジウムで、党中央宣伝教育委員会グエン・チョン・ギア委員長はVOV=ベトナムの声放送局のレポーターのインタビューに答え、次のように語りました。

(テープ)

「第13回大会をはじめ党各大会の文書はいずれも、ベトナム文化とベトナム人の基準の構築を中心的な任務とし、国の開発事業を促進する原動力として見なしています。そのため、国家的・文化的・家族的価値体系とベトナム人の基準を構築するために研究を深める必要があります。今回のシンポジウムは、人間と文化の役割・地位・使命・重要性に関する全国民の認識向上を目指します。また、『文化は国民の道を照らす』、『文化が存在し、民族が存在する』、『人間と文化は国を発展させるための内因的な力である』という故ホーチミン主席の思想の価値を再認識します」

ベトナム価値の選択と確定

研究家によりますと、国家価値体系は、ベトナム共産党とホーチミン主席の思想である「民族独立と社会主義」という方向に沿った国の開発路線を定め、国際統合に伴う社会主義への過渡期と国の建設開発事業を通じて実施され、「平和・繁栄・幸福」というベトナム国民の渇望を示すものです。その体系は3層の関係からなります。1つ目は平和・統一・独立・自由の関係。2つ目は団結・民主主義・公平・平等の関係。3つ目は繁栄・幸福の関係となっています。 

国際社会への参入事業におけるベトナムの価値体系の構築 - ảnh 2党中央宣伝教育委員会グエン・チョン・ギア委員長(写真:qdnd.vn)

一方、文化的価値体系と国家的価値体系に従って構築された家庭的文化体系には、協調・親孝行・仁愛・幸福などの要素が含まれます。そして、人間の基準は、忠実、謙遜、仁愛、寛容、能動、貢献などから構成されるとしています。党中央宣伝教育委員会グエン・チョン・ギア委員長は次のように強調しています。

(テープ)

「まず、我が国は数千年の歴史と文化を誇っていることを再認識します。我が国の文化はフランス植民地主義者とアメリカ帝国主義者を敗北させる力を生み出しました、国の発展に伴い、文化と人間は発展します。そのため、ベトナム民族の高貴な価値を発現させていく必要があります。現在、ベトナムの価値体系に関する党の路線を具体化させるタイミングが来たと思います」

ベトナムの価値体系は数千年にわたる国の建設・防衛事業が結晶した持続可能なものです。そして、ベトナム共産党の正しい路線や、政治システム全体と全民族の努力により、今後も、維持・前進していくでしょう。

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