風力発電所プロジェクトがグリーンファイナンスの対象の一つ

世界では、環境関連案件への資金供給を意味するグリーンファイナンスが省エネ、エネルギーのリサイクル、グリーン技術などのプロジェクトを推進し、経済成長と環境保護の両立を目指しています。ベトナムでも、近年、グリーンファイナンスが前向きに拡大し、持続可能な成長への効果的な資金調達のチャネルとなることが期待されています。

近年、ベトナムは気候変動対応に対する力強い公約を行いました。ベトナム政府は気候変動対応、二酸化炭素の排出量、グリーン経済構築のため具体的な行動計画を作成しました。

国家銀行のダオ・ミン・トゥ副総裁は「銀行部門はグリーンファイナンスの推進に尽力している」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「私たちはグリーンファイナンスの推進のため総合的な行動計画を作成しました。銀行部門は国際組織に対し、気候変動対応、グリーン経済の実現を目指すプロジェクトへ投資を呼びかけるよう提案しています。そのほか、銀行部門はデジタル技術の導入、デジタルトランスフォーメーションの推進に尽力しています」

現時点で、グリーンファイナンスへの投入資金が200億米ドルにのぼっています。資金を拡大するための措置について、先ほどの国家銀行のダオ・ミン・トゥ副総裁はさらに次のように語りました。

（テープ）

「当面、国家銀行は信用機関が環境関連プロジェクトへの融資を強化するための法的枠組みを作成します。国営商業銀行の責任は外資系銀行や合資商業銀行より重くなります」

ベトナムはグリーン経済開発を加速させる方針であり、今後、グリーンファイナンスへの投入資金が急増する見通しです。